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2024.07.03

QQEnglish代表のマルタ島留学記#2 マルタではどんな授業が行われるのか?

セブ島留学最大のライバルであるマルタ島留学に行ってきました。

パート2の今回はセブ島留学と「授業内容」がどう違うのか、詳しくレポートします。なぜ私がマルタ留学に行くことになったのかは前回のブログを読んでください。 →QQEnglish代表のマルタ島留学記#1 セブ島留学との違いは?

 

新入生の授業のスタートは毎週月曜日からです。

 

学校や授業の説明は当日の朝7時40分からオンラインで行われました。

新入生が毎週200名くらいいるので、学校では一度にできないからだと思います。マルタにいるのに「なぜオンライン?」と思いましたが、オンラインなら翻訳ソフトが使えるのでむしろ良いのかもしれません。

 

留学の滞在期間は2週間から4週間という生徒さんが一番多く、セブ島留学のように長期に何カ月も滞在する生徒さんはほとんどいませんでした。

滞在費が高いと言うのもありますが、言葉が近いヨーロッパや南米からの生徒さんが多いので長期に学習する必要がないのかもしれませんね。

   

初回の授業は13名のグループレッスンで、午後2時45分からでした。

 

素晴らしかったのは、クラスメートがインターショナルで生徒の国籍がばらばらだったことです。

日本人というかアジア人はクラスに私だけでした。あとは、ブラジル、ペルー、スペイン、ドイツ、スロバキア、トルコと本当に多様な国籍の生徒さんだったのです。

 

そして、そして、一番ビックリしたのは元プロサッカー選手だったという生徒さんまでクラスメートにいて、職種も多種多様でした。

 

英語学習の目的は仕事で英語が必要になったか、より良い仕事を得るためがほとんどでした。どの国も英語を話せると給料が良くなるのは変わらないのですね。英語は費用対効果が高い投資のようです。

 

私のクラスの英語レベルは中級でした。

クラスの中で英語が上手に話せる人はいません。しかし、ディスカッションはメッチャ盛り上がります。

 

授業は先生が生徒に向かって講義をしていくのではなく、基本的に生徒同士の討論会の様にして進んでいくのです。

南米、ヨーロッパの人たちは自分の意見をしっかり主張してくるので、すぐに論争が始まります。セブではおしゃべりな私が一番おとなしい生徒でした。

 

セブ島などのアジア圏とマルタの学校での授業での教材の使い方の違いも面白かったです。 アジア圏では、先生が教材に沿って講義をしながら生徒に答えを聞いていきます。

質問がある生徒にはその都度、先生が答えていくと言った方法です。

 

しかしマルタでは、教材の使い方が全く違います。

例えば、先生が初めに説明をしてから問題の答えを生徒に聞いていくのではなく、3~4名の小さなグループを作り、チームで答えについてディスカッションさせていくのです。

 

生徒は答えどころか、英語がよくわからなくても自分の考えをドンドン話していきます。

本人は英語だと思って話していたら自国の言葉だったということもありました(笑)。

ポルトガル語やスペイン語とどう違うのか、ドイツ人はこう間違えやすいというような各言語に絡めた説明も先生は行っていました。

 

基本的に英語と同じような文法を使っていて、単語も同じようなものがたくさん混ざっているヨーロッパと、アルファベットを使わないアジア圏などの国とでは授業の進め方が大きく違う驚きがありました。

 

文法の学習方法も全く違います。

先生がモニターに短い文章をたくさん書いていきます。

その文章には文法的な間違いがあるので、3名から4名のチームになって文法の間違いに対して論議をします。

 

私は今まで文法の学習法とは覚えてから、穴埋め問題をするものだと思っていました。

まさか、どう間違えているのか論議させられるとは思いもよらなかったです。

 

もちろん効率を考えたら一人ずつ答えていったら簡単です。一つ一つ間違いを論議していたらなかなか進みません。

 

しかし、同じアルファベットを使う国では文法を一通り全部学ぶという発想がありませんでした。 文法をゼロから地味に学ばなくてはいけない日本人からしたら羨ましい学習スタイルです。

 

そして、そして、一番印象に残った授業は「男性と女性が同じ給料なのは良い事か」というディスカッションでした。

ヨーロッパでこんな話題を話していいのかと、びっくりする内容です。

「職種は建築労働者」という設定です。

 

「男性は資材を運ぶときに女性の倍以上のものを持てる。

男性の給料を多くするべきではないか」という議題でしたが、男女平等が染みついたヨーロッパでこのような論議があるのが面白かったです。正解はありませんが、それぞれの考えを一生懸命話そうとするのが良かったです。

 

自分の会社では、私の国ではと例を挙げながら話が進んでいきます。

決して自分の意見を押し付けることはありませんが、しっかりと主張してきます。この手の話題が大好きなようです。

授業は一日3時間しかないのですが、学校の課外イベントがとてもたくさんありました。

 

ECさんは生徒さんを混ぜよう混ぜようとしてきます。

授業がおわった後、夜は学校主催のワインパーティーや、クラブでのダンスイベントなどが毎晩ありました。

学校に食堂がないので授業が終わるとそれぞれの宿泊場所に帰ってしまいます。

 

学校がイベントをしないと交流が生まれないのかもしれません。

お金はその都度かかってしまいますが、自分から進んで参加しないと何も得るものがないので、積極的な課外イベントへの参加が重要でした。

 

総論

   

上記でご紹介した通り、マルタ留学は授業中も授業後も留学生同士の交流がメインです。

 

そのため、全く英語が話せない状態で行くとなにもできないので、ある程度英語を勉強して話せるようになってから行くと良いと思います。

ヨーロッパの文化を感じながら比較的安い金額で学べるのも利点です。

マルタ留学に行ったら完璧でなくても良いので英語をドンドン話し、友達を作っていろいろ体験するのが良いと思います。

 

受け身の英会話留学ではなく、攻めの英会話留学ができれば、素晴らしい留学になると思いました。

 

マルタ留学に行くとセブ島の先生に言った時、先生に言われました。

「らいこう(私の名前)、今度帰ってきたときにはマルタ訛りの英語になっているわね。楽しみにしているわ!」

15年いても英語が上手に話せず、フィリピン訛りにすらならない私が、1週間でマルタなまりの英語を話せるようにはなりませんでしたが、多くのことを学んできました。

 

今後セブ島留学でもいろいろ試してみたいと思っています。

学習方法はアルファベットを使っている国と明らかに違いますが、まねできることは多くあると気づきました。例えば、QQEnglishは多様性をうたってきましたが、まだまだ不十分です。

マンツーマンレッスンの利点はそれぞれのレベルや目的に合わせて効率よく学べることですが、生徒同士のディスカッションをする機会も十分とは言えません。

今後はグループレッスンの改善だけでなく、もっともっと先生と生徒さん、そして、生徒さん同士も混ざるような企画をたくさん作っていきたいと考えています。

 
また、新たな企画がスタートしたらお知らせいたしますね!