2023.10.27
フィリピンを留学・旅行する際に必ず必要になるのがフィリピンペソ(PHP)。
特徴的な紙幣と硬貨を用いており、場所や場面において使い勝手が異なるのが特徴です。
特定のペソを両替することができれば、フィリピン留学・旅行において必ず役に立ちます。
しかし、海外旅行をした事が無い人、フィリピンの通貨に慣れていない人は、「一体どこで両替すれば良いのか」と悩んでしまうかと思います。
そこで本記事では、
・フィリピンの通貨について
・フィリピンの為替レート
・どこで両替するべきか
について紹介します。
現地でしか知ることのできない情報を紹介していますので、ぜひ参考にしてください!
フィリピンを留学、旅行する上で欠かせないフィリピンペソについて紹介します。
フィリピンペソは、フィリピンで使われる公式通貨です。
国際的な表記方法は「PHP」で表され、「センタボ(Centavo)」と「ペソ(Peso)」によって構成されています。
現在、フィリピンにて一部の紙幣のデザインが一新されました。
現在の1000ペソ紙幣に描かれている絵は、フィリピンの固有種である「フィリピンイーグル」が描かれており、美しい紙幣であると評判です。
フィリピンペソで用いられている紙幣は、
・20ペソ
・50ペソ
・100ペソ
・200ペソ
・500ペソ
・1000ペソ
が存在しています。
高額紙幣は、現地の人には忌避される傾向があります。
特に1000ペソ(青色の紙幣)、500ペソ(黄色の紙幣)は現地で使うと拒否されるほどです。その2種の紙幣は額が大きすぎる上に、使い勝手が悪いためです。
タクシーや食事処、一部のスーパーでその紙幣を使うと「お釣りが無い!」と怒られることがあるため、高級な場所以外では使わないようにしましょう。
反対に、使い勝手が良いのが「20ペソ」「50ペソ」「100ペソ」辺りです。小額紙幣を常備しておくと役立ちます。現地の人も1000ペソが手に入るとすぐに崩しにいくほど、この3種の使い勝手は良いです。
両替時に「100ペソがもっと欲しい」という意向を伝えるようにしましょう。
フィリピンペソで用いられている硬貨ですが、
・センタボ
・1ペソ
・5ペソ
・10ペソ
・20ペソ
の硬貨が存在しています。
非常に困惑しやすい「センタボコイン」ですが、100センタボ=1ペソであるため覚えて置くと便利です。
しかし、センタボコインは額が小さすぎるためにあまり用いられていません。お釣りでもくれないことも多いです。
他の硬貨は頻繁に使われる機会が多いため、持っておいて損はないでしょう。
現在の日本円とフィリピンペソの国際レートはおよそ、
1PHP=2.63円 (2023年10月12日現在)
1円=0.38PHP
となっています。
円安が進んだ結果、日本円の価値は少し下がってきています。
両替時には、両替する場所によってレートが多少変動することがあることを覚えておきましょう。
手数料を大きくとられてしまう場合もあるため、あらかじめ考慮しておくことが大切です。
フィリピンに留学、旅行する際に多くの人が気になる、両替ができる場所について紹介します。
日本を出発する前に気軽に円をペソに両替できる場所が日本の空港です。
日本であるため、セキュリティもしっかりしていますし、何より安心して両替をすることができます。
しかし、フィリピンに比べて、レートにかかる金額が割高であるため少し注意が必要です。
全額ではなく、ある程度の金額を日本の空港で両替するのがおすすめでしょう。
フィリピンの空港でもペソに両替することができます。基本的に24時間営業で日本よりもレートは良いため、ここである程度の金額を両替するのも良いでしょう。
しかし、フィリピンの空港の両替所はセキュリティやマナーの点で日本よりも懸念点があります。
店員のマナーも良くない上に、割り込みをする人が一定数いるためです。加えて人見知りの方は、両替をする際に少し戸惑ってしまうかもしれません。
フィリピンの空港で円をペソに交換する際は、セキュリティに注意して両替するようにしましょう。
フィリピンの市街地にある両替所は空港の両替所に比べて、両替にかかるレートが良いのが特徴です。
しかし、日本人を始めとした外国人観光客に対する詐欺が横行しているため、街中にある有名ではない両替所はおすすめできません。
具体的には、ある程度の金額を知らない内に盗むことや、早口でまくし立てて客にたかるという詐欺があります。
そのため、一般的に安全とされている店と場所について紹介します。
・Palawan Pawnshop
・大型モールの両替所
「Palawan Pawnshop」はフィリピンの市街地を歩いていると必ずといっても良いほど見かける両替所です。Pawnと名の付く通り、両替以外のサービスも行っています。
現地の人にも多く利用されている両替所で、フィリピン国内シェアトップの規模を誇っています。
両替にかかる手数料ですが、Testopinoyというサイトに手数料の一覧が記載されています。例えば5万円をペソに両替するとおよそ19,000ペソですが、この内250ペソが手数料として差し引かれます。
日本でこの額を両替すると15%から25%も手数料を差し引かれるため、かなりお得な両替所と言えます。モールを始めとした繁華街で見つけることができますので参考にしてください。
加えて、フィリピンで両替をする場所で、かなり便利なのが大型モールにある両替所です。
両替所によって名は様々ですが、「Foreign Exchange」という名があれば両替所だと確認できます。
モールにいる警備員に「Exchange Money」の単語を聞けば場所を教えてくれるので試してみてください。
モールに存在しているため、セキュリティは行き届いていますし、なによりレートの表示が見つけやすいことも利点です。
手数料は店舗によって様々なので一概には言えませんが、日本の空港やフィリピンの空港よりも手数料かなり安いのでぜひ利用してみましょう。
モールにある両替所は入口の近く、スーパーの近く、地下などに位置していることがほとんどですので参考にしてください。
ホテルの受付にて両替を行うのも賢い選択の1つです。セキュリティの行き届いた中であるため、襲われる心配もありません。
ある程度のグレードがあるホテルであれば、このサービスを行ってくれる場所もありますが、そうでないところは両替できないということも留意しておきましょう。
手数料に関しては空港よりも安いことが普通なので、もしも泊まるホテルで両替サービスが利用できる場合は、そこでまとまった金額をペソに変えてしまいましょう。
スタッフも日本人の客に慣れていることが多いので、スムーズに両替を行えます。
フィリピンのATMでは日本で使えるクレジットカードに対応している機械が多く存在しています。
VISAやJCB DEBITマークが付いたクレジットカードは基本的にATMで利用することが可能です。どのATMでも良いですが、「BPI」という赤色のATMが利用しやすいためおすすめです。
具体的な利用方法ですが、(ATMマシーンによって若干異なります)
1 , ATMに対応したクレジットカードを挿入
2, English を選ぶ
3, Enter Withdrawal Amountを選択
4, 金額を打ち込む
5, YESを選びレシートを受け取る
6, お金を受け取る
というのが一般的な手順になります。
非常に簡単な上に、カードの種類によってはカードの手数料が掛からないというメリットもあります。
ただし、ATMの手数料は別途かかります。引き出す金額に関わらず、少額を引き出してもATM手数料としてだいたい250ペソ差し引かれます。
当記事では、フィリピンの通貨に関する情報、両替に関する情報について紹介しました。
両替するタイミングと場所によって、手元に得られる金額の量は大きく変わってきます。
日本の空港で大きな額をペソに変えてしまうとかなり損してしまうので、1000ペソ程度だけ両替すると良いです。
フィリピンの市街地での両替はレートが良いというメリットがありますが、セキュリティの心配があります。
両替する際は、モールやホテルにある換金所を用いるのがおすすめです。
ATMを使ってお金を引き出すのも簡単なので試してみてください!