フィリピン移住の全てがわかる!メリット、ビザ、生活費を徹底ガイド | フィリピン留学・セブ島留学ならQQEnglish【公式】
2024.10.24
フィリピン移住の全てがわかる!メリット、ビザ、生活費を徹底ガイド

最近では海外に移住する日本人が多く増え、インターネットやIT技術が大きく発展している現代においては、海外で暮らすことのハードルは昔に比べて低くなりつつあります。
そんな中で本記事では、海外移住先として人気の高いフィリピンについて、メリットやビザの取得方法・生活費、さらにおすすめの移住エリアまで解説していきます。
フィリピンへの移住を考えている方や海外生活を検討している方にとって、役立つ情報が満載です。
スムーズに移住準備を進めるための手続きを含め、フィリピンでの新生活を成功させるためのヒントをお届けします。
フィリピン移住の魅力・メリット
フィリピンは美しい自然や温暖な気候、手頃な生活費、フレンドリーな現地の人々など、日本人にとって魅力的な移住先です。
ここでは、フィリピン移住の主なメリットをご紹介していきます。
フィリピンは永住権ビザの取得が比較的しやすい
フィリピンでは、永住権ビザの取得が他国に比べて容易で、日本人にとっても人気があります。主に3つのビザが存在し、それぞれの条件やメリットを理解することが重要です。
以下では、それぞれのビザについてご紹介します。
※因みに日本人は30日間までの滞在であればビザなしで入国可能です。
※ビザの最新情報は、大使館等のサイトにてご確認ください。
ASRV(アペコ特別永住権)
ASRV(Aurora Special Resident Visa)は、フィリピンのオーロラ州経済特区(APECO) が取り組む振興事業と連携した、特別永住権です。
このビザは取得の手続きが簡単で要件が緩やかであることから、おすすめできるビザの一つです。
ASRVは主に次のメリットを持っています
- 年齢制限なし
- 4泊5日という短い現地滞在期間で取得可能
- 更新期間が5年に1度
- 就労や事業活動が容易
- 申請費用が20,000USドル(約280万円)
クオータビザ
クオータビザは、フィリピンで毎年限られた人数(約50名)の日本・アメリカ・ドイツの国籍を持つ外国人に発行される特別な永住権ビザです。
通常、フィリピンに移住し長期的に居住したい外国人や高額投資を行う者がこのビザを取得します。
このビザの主な特徴は次の通りです
- 年齢制限:20歳以上
- 取得には半年から1年ほどの期間を要する
- 会社設立や就労が可能
- 50,000USドル(約700万円)の預託金が必要
SRRV(退職者ビザ)
SRRV(Special Resident Retiree’s Visa)は、フィリピンで長期的な退職生活を送りたい外国人に最も人気のあるビザです。このビザは50歳以上の退職者を対象としており、比較的低い資金要件で取得が可能です。
SRRVの主な利点は次の通りです
- 年齢制限:50歳以上
- 約2〜4ヶ月という期間での取得
- 1〜3年ごとの定期更新が必要
- 預託金10,000~20,000USドル(約140万~280万円)
生活費が日本よりも安い
フィリピンの生活費は、日本と比べてリーズナブルです。住宅費や日常生活にかかる費用が安く、都市部でも日本の地方都市と同等かそれ以下のコストで生活できます。
例えば家具付きのコンドミニアムの場合、家賃が約3万〜6万円でジムやプールなどの施設付きのものが多くあります。食費も日本食レストランなどを多用しない限りは、2〜3万円ほどで抑えることも難しくはないでしょう。
その他、映画やマッサージといった娯楽も日本に比べ安価に提供されているため、生活費を無理して抑えずに、リラックスした生活を送ることができます。
以下は、1人で移住した場合の気になる費用や料金についてです。
1ルーム家賃(家具付き) |
15,000~40,000ペソ/月(約38,000~100,000円) |
食費 |
10,000~20,000ペソ/月(約25,000~50,000円) |
タクシー 初乗り |
40ペソ(約100円) |
水(500ml) |
20ペソ(約50円) |
電気代 |
2,000~5,000ペソ/月(約3,000~13,000円) |
水道代 |
400~800ペソ/月(約1,000~2,000円) |
Wi-Fi |
1,000~2,000ペソ/月(約2,500~5,000円) |
携帯電話使用料金 |
500ペソ/月(約1,300円) |
カフェのコーヒー |
80~130ペソ(約200~330円) |
以上のように日本の都心部での一人暮らしと比較すると、フィリピンでは貯蓄もしながら、穏やかな海外での暮らしを手に入れることが可能です。
温暖な気候と美しい自然に囲まれたフィリピン
フィリピンは、平均気温が26〜27度と年間を通して温暖な気候と豊かな自然に恵まれた国です。
雨季と乾季の二つの気候シーズンが存在し、乾季の11月から5月にかけては、降雨量が少なく日差しも穏やかです。一方、6月から10月が雨季となっていますが、毎日雨が降るような状態ではなく、特定の時間帯に雨が集中するような日が出てくるといったイメージです。
関連記事:セブ島の天気とは?年間の天気と乾季・雨季・台風について
そしてフィリピンという国は7,000以上の島々から成り立っており、どこにいても美しいビーチやリゾート地がすぐ近くにあります。
特にセブやパラワン、ボラカイなどは世界的に有名で、澄んだ海と白い砂浜が広がるリゾート地として多くの人々を魅了しています。
移住者にとっては、これらの美しい自然に囲まれた場所で、日常的にリゾート気分を味わえる点が大きなメリットです。リラックスできる環境と温暖な気候を求める方には、フィリピン移住は理想的な選択といえるのではないでしょうか。
嬉しい英語環境と、親しみやすいフィリピンの人々
フィリピンは、英語が公用語の一つとして使われているため、移住者にとってコミュニケーションが取りやすい環境です。
特に都市部では、ビジネスや日常生活において英語が広く通じるため、現地の言語を習得する必要がなく(話せると尚いいですが)、スムーズに生活を始めることができます。
また、フィリピンの人々はフレンドリーで親しみやすく、外国人に対しても温かく接してくれるため、安心して新しい生活に馴染めるでしょう。
英語環境と現地の人々のホスピタリティは、フィリピン移住を考える大きなメリットとなります。
日本からのアクセスが良い
フィリピンは日本からのフライトが非常に多く、東京からマニラやセブなどの主要都市へは直行便で約4〜5時間で到着します。
日本との距離感が近いため、頻繁に帰国する必要がある方や、家族と気軽に行き来したい方にとっても利便性の高い場所です。
またフィリピンは日本以外のアジア諸国にも気軽に行ける距離です。セール時期によっては国内のフライト代より安くなることもありますし、LCCを利用して日本への航空券も往復2万円程で購入することが可能です。
ビザ関連の手続きも日本国内のフィリピン大使館で行えるため、移住準備も比較的スムーズに進められます。
この立地の良さは、フィリピンに移住するにあたって大事なポイントになるでしょう。
フィリピン移住におすすめのエリア
フィリピンには多くの魅力的な地域がありますが、移住を考える際には、ライフスタイルや目的に合わせた場所を選ぶことが重要です。
ここでは、日本人移住者に人気の高いフィリピンの主要エリアを3つご紹介します。
セブ:リゾートと都市が共存する人気エリア
セブ島は、フィリピンでもっとも観光客に人気のあるエリアの一つで、美しいビーチやリゾート施設が充実しています。
セブ市はフィリピン第2の都市として、ビジネスエリアも発展しており、仕事とリゾートを両立できる点が大きな魅力です。
- メリット:リゾート地としての魅力に加え、生活コストがマニラよりも抑えられる
- デメリット:都市中心部は交通渋滞があり、リゾートエリアからやや距離がある
セブは日本からの直行便もあるため、移住者にとって便利で快適な生活環境が整っています。
マニラ:フィリピンの首都で便利な都市生活
マニラはフィリピンの首都であり、経済やビジネスの中心地です。大手企業や外国企業のオフィスが集まり、ビジネスチャンスも豊富にあります。
高層マンションやモールが立ち並び、日本食レストランや日系スーパーも多いため、生活面での不便が少ないのも魅力の一つです。
- メリット:医療機関や学校が充実していること、交通機関が発達していること
- デメリット:渋滞や人口密度が高く、都市部の生活費は地方に比べると割高
特に、マカティやBGC(ボニファシオ・グローバル・シティ)といったエリアは治安が良く、外国人にも人気があります。
ダバオ:治安が良く、自然に囲まれた生活
フィリピン南部のミンダナオ島に位置するダバオ市は、治安が非常に良く、自然環境に恵まれたエリアです。
ダバオ市内には公園や山々が多く、自然と共存した穏やかな生活ができるのが特徴です。また、前フィリピン大統領ドゥテルテ氏の地元としても有名です。
- メリット:物価が安く、治安が非常に良い
- デメリット:マニラやセブに比べると交通の便が悪く、日本からの直行便がない
ダバオは、自然の中で静かに暮らしたいという移住者にとって理想的な場所です。
関連:ダバオの魅力を徹底紹介!おすすめの観光スポットとホテル
フィリピン移住に向けて – 銀行口座開設
フィリピンに移住する際、生活を円滑に進めるためにお金の管理が非常に重要になってきます。
フィリピンでの支払いは、現金が主流ですが、銀行口座を持つことで家賃の支払いや給与の受け取り、公共料金の自動引き落としなどがスムーズに行えます。
そんなフィリピン移住後の生活に向けて、現地での銀行口座開設の方法や注意点をご紹介します。
銀行口座開設に必要な書類
フィリピンで銀行口座を開設するためには、いくつかの必要書類があります。銀行に必要な書類は変わってきますが、主に以下の書類が一般的に求められます。
- パスポート
- ACR I-Card(Alien Certificate of Registration):外国人登録証で、ビザを持つ外国人はこれを取得する必要があります。
- 住所証明書:公共料金の請求書や、フィリピン国内での賃貸契約書が利用されます。
- 初期預金:多くの銀行では、開設時に少額の初期預金が必要です。一般的に2,000〜5,000ペソ(約5,000円〜12,000円)程度です。
その他にも日本の銀行の残高証明書や、会社勤めの場合は会社の雇用契約書などが求められるケースもあります。
日本人におすすめの銀行と口座の種類
フィリピンには多くの銀行がありますが、日本人にとって使い勝手が良い銀行を選ぶことが大切です。以下は日本人に人気のある銀行と、利用しやすい口座の種類です。
- BDO Unibank:フィリピン国内最大の銀行で、都市部に多くの支店があります。ATMの数も多く、オンラインバンキングも充実しています。
- BPI(Bank of the Philippine Islands):老舗の銀行であり、手数料が比較的安いことで知られています。フィリピンの国内外での資金移動がスムーズに行えるため、便利です。
- Metrobank:大手の商業銀行で、信頼性が高く外国人にも評判が良い銀行です。
各銀行で提供している口座には、普通預金口座や当座預金口座があり、ATMカードやオンラインバンキングサービスも利用可能です。
特に、オンラインで残高確認や送金ができる口座を選ぶと、フィリピン国内での生活が便利になります。
フィリピン移住のまとめ
フィリピン移住は、美しい自然や温暖な気候、比較的低コストでの生活といった多くのメリットがあります。
特に、永住権ビザの取得が比較的容易である点や、英語が通じる環境、快適な都市やリゾート地での生活は日本人移住者にとって大きな魅力です。
これから移住を考えている方は、ビザの最新情報やエリアの特徴をしっかりと確認し、自分に合った移住プランを立てることが大切です。現地の文化や慣習を理解しつつ、充実した生活を楽しむための準備を進めていきましょう。
多様なライフスタイルが生まれている今だからこそ、あなたの人生に海外移住という選択肢を増やしてみてはいかがでしょうか。