2025.03.03
フィリピンは、日本人に人気の語学留学先です。
「半年間のフィリピン留学で効果はあるの?」
「留学費用はどのくらいかかる?」
そんな疑問を抱える方に向けて、本記事では、半年間のフィリピン留学で得られる効果や短期留学との違い、留学で成果を出すコツについて紹介します。
半年間のフィリピン留学は、英語力の向上に大きな効果が期待できます。
フィリピンの語学学校は、マンツーマンレッスンが多いことが特徴です。
1対1のレッスンは、グループレッスンよりも会話量が多く、とくにスピーキングとリスニング能力の上達に効果的です。
初心者でも日常会話に困らないレベルまで上達でき、TOEICのスコアが300点ほど伸びるケースもあります。
フィリピンに半年間留学する場合の費用総額は、約191〜220万円です。
内訳は下表のとおりです。(1ドル=155円計算時)
学費(入学金・授業料・教材費・宿泊費・食費・外国送金手数料など) | 約160万円 |
SSP代 ※1 | 約2万円 |
観光ビザ延長申請費用 | 約4万8,000円 |
I-Card申請 ※2 | 約8,200円 |
ECC申請費用 ※3 | 約2,000円 |
往復の航空券代 | 3~8万円 |
海外旅行保険の加入費用 | 7~12万円 |
通信費 | 約1万円 |
現地での生活費 | 12~24万円 |
合計 | 約191~220万円 |
※1 SSP(Special Study Permit):フィリピン政府が発行する特別就学許可証のこと
※2:I-Card(Alien Certificate of Registration Identity Card):フィリピン移民局が発行する外国人登録証で、59日以上国内に滞在する人は、ビザの維持に必要
※3:ECC(Emigration Clearance Certificate):フィリピンに6ヶ月以上滞在する外国人が、出国の際に必要な出国許可証
学費には、入学金や授業料のほか、寮の宿泊費や食事代も含まれます。
また、留学エージェントを通じて申し込みをする場合、ビザ申請やSSP発行の代行手数料がかかることがあります。
事前に追加費用の有無を確認しておくと安心です。
半年間のフィリピン留学について調べると「おすすめしない」と書かれている場合があります。
「おすすめしない」と言われる主な理由は、以下の2点です。
それぞれ詳しく説明していきます。
留学途中で解約すると、学費や渡航費が無駄になる可能性があります。
フィリピンの多くの語学学校では、モチベーションの低下や学習環境の不一致を理由とした退学や転校の場合、授業料は返金されません。
そのため、半年間の契約後に途中で辞めると、多額の費用を支払う必要があります。
「思っていた校風やカリキュラムと違った」と後悔しないよう、事前の学校選びやカリキュラム選びは慎重に行いましょう。
3ヶ月以下の短期留学に比べ、半年間のフィリピン留学では、英語学習への意欲が続きにくい場合があります。
フィリピンの語学学校には日本人留学生が多く、現地で知り合った日本人と仲良くなることも珍しくありません。
しかし、日本語での会話や行動が増えると、本来の目的である英語学習への意識が薄れやすくなります。
途中で飽きないよう、半年間モチベーションを維持する努力や工夫が必要です。
半年間の留学を考えるなら、フィリピンはおすすめの留学先です。
理由は、以下の3つです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
フィリピンは、欧米諸国よりも安い費用で留学できることが、大きな魅力です。
物価や人件費が安いため、語学学校の運営コストや講師の給与が抑えられ、学費がリーズナブルに設定されています。
欧米とフィリピンの留学費用の相場は、以下の通りです。
留学先 | 1年間の留学費用(目安) |
フィリピン | 192~220万 |
アメリカ | 470~500万 |
オーストラリア | 175~310万 |
また、フィリピンでは休日の娯楽費や食費などの生活費も安く済むので、トータルの費用を大幅に節約できます。
フィリピンは、日本から直行便で4〜5時間ほどの距離にあり、欧米のように10時間以上かかることはありません。
さらに、フィリピンと日本の時差はわずか1時間で、移動疲れや時差ぼけによる体への負担が少なく、到着後すぐに勉強に集中できます。
時差が少ないため、日本の家族や友人との連絡が取りやすく、安心して留学生活を送れます。
フィリピンに半年間留学する場合は、観光ビザの延長申請が必要ですが、欧米諸国に比べて手続きが簡単です。
たとえば、アメリカで学生ビザを申請する場合、複数の必要書類を準備し、大使館での面接を受ける必要があります。
一方、フィリピンのビザ申請は、必要書類が少なく、現地到着後の審査や手続きもシンプルです。
語学学校や留学エージェント側が代理申請を行ってくれる場合も多いので、事前に留学先へ確認しておくとよいでしょう。
1ヶ月や3ヶ月の短期留学と比較して、半年間のフィリピン留学を選ぶメリットは、以下の3つです。
それぞれのメリットについて、順に解説します。
半年間フィリピンに留学すると、語学力の向上やTOEICなどの試験での高スコア取得が目指せます。
一般的に、3ヶ月程度の語学留学では、語学力の向上を実感できますが、慣れてきたタイミングで帰国となる場合が多いです。
半年間の留学なら、成長の実感後さらに3ヶ月間の学習ができるので、飛躍的な英語力の向上が期待できます。
半年間のフィリピン留学は、2つ以上の目的に沿ったカリキュラムを選べる点が特徴です。
約3ヶ月間で日常会話スキルを習得したあと、自分の希望に合わせたコースを選べます。
代表的なコースの一例は以下です。
半年間の留学で、今後の生活に直接活かせる、応用的な英語力の習得が可能です。
半年間のフィリピン留学は、勉強だけでなく休日のプライベート時間も存分に楽しめる点が魅力です。
フィリピンは観光スポットやビーチリゾートが豊富で、勉強の合間にリラックスできる場所も多くあります。
南国ならではのアクティビティや異文化に触れることで、より充実した留学生活が送れるでしょう。
フィリピンで有意義な留学生活を送るためには、目標を明確にし、事前にしっかり準備することが大切です。
具体的には、次の3つの行動を心がけましょう。
順番に詳しく解説します。
半年間のフィリピン留学で成果を出すためには、達成したい目標を明確に設定することが重要です。
目的が曖昧だと、モチベーションの維持が難しく、留学途中で飽きてしまう可能性があります。
半年後の目標を定め、達成に向けて毎日少しずつ努力を積み重ねることで、成長を感じられる充実した留学生活を過ごせます。
留学先の学校やコースを決める際は、十分にリサーチし、自分に合ったものを選びましょう。
選ぶ際に重要なポイントは、以下の3つです。
自分がどんな環境で学びたいかを明確にし、希望にマッチする学校やコースを選んでください。
慣れない環境下でも快適に過ごせるよう、使い慣れている日用品を日本から持参することをおすすめします。
現地購入も可能ですが、フィリピンの商品が体に合わない場合や日本製品が高価なことがあります。
とくに、慣れない環境や衛生面の違いで体調を崩すことがあるため、普段使用している薬を持参しておくと、万が一の場合に安心です。
フィリピン留学は、低コストでマンツーマン指導を受けられる点が魅力で、半年間の英語学習に最適です。
しかし、学校やカリキュラム選びを誤ると、途中で挫折したり、思うように英語力が向上しなかったりすることがあります。
目標をしっかり定め、事前に十分な準備をすることで、満足のいく留学生活を送れるでしょう。
本記事を参考に、充実したフィリピン留学計画を立ててください。