QQEnglishは「英語が話せる人をつくる」、フィリピン最大の英会話学校です。
2014年に実施した第1回「らいこう奨学金」受賞者・高井恵さんからコメントをいただきました。
QQ English 新宿ラウンジにて2017年度の小学生の「将来なりたい職業」ランキングでは、男子では、「サッカー選手・監督など」、「野球選手・監督など」、「医師」、「ゲーム制作関連」、女子では、「看護師」、「パティシエール」、「医師」、「保育士」とランキングのトップを占めており[*1]、このように小さい頃から「こんな人間になりたい」と、誰しも自分の将来について思い描いた経験はあるのではないでしょうか。
20歳の成人式の日に、私は小学生の頃10年後の自分宛に書いた手紙をタイムカプセルから受け取りました。当時はすでに記憶になかったのですが、「地球温暖化問題を解決できる人間になりたい」と書いたくらい、当時は環境問題に興味がありました。その後北京での1年間の留学を通して、実際に北京の大気汚染を目のあたりにして、環境問題改善の重要性を一層強く感じました。
2014年12月にQQ Englishが開催した英語スピーチコンテストへ参加し、運よく最優秀賞に選ばれました。当時大学3年生の私は、ボーダレスの環境問題について学び、環境問題の改善に貢献するために、卒業してから米国大学院へ進学、国連機関への就職を経て、環境保全に携わる仕事をしたいと目標として掲げておりました。
スピーチコンテストから3年半経過して、今の私は何をしているか、ご報告したいと考えております。まず、私の環境問題に関する意識の変化について述べたいです。環境問題に興味があるのですが、環境問題の深刻さをただ声高らかに唱えるのではなく、実践的に解決策を考えるといった方法論のところに興味がありました。環境問題と経済発展は裏表の問題と認識する人が多い中で、実は環境保護と経済発展の両立は実践可能なものだと知ることができ、これに関わることを勉強したいと考えるようになりました。
そこで、米国の大学院で環境問題について勉強するということが達成できていないのですが、今は環境問題の中で特に森林問題にフォーカスし、東京の大学院にて勉強をしております。持ち前の中国語能力を生かし、中国における伝統知による持続的な森林管理について研究をしております。
また、大学院にて研究をしながら、約半年間国連工業開発機関(UNIDO)にてインターンをしました。国連機関では、循環経済(サーキュラーエコノミー)という概念について関わりました。私が大学院で研究していることの延長線上の概念だと考えていて、双方とも資源をうまく利用することで、あるいはうまく資源利用をすることにより、地域ないし世界の経済の発展に寄与するという概念です。循環経済を含めて、今世界では、どのような環境問題改善の手法がホットで、どのような問題があるのかという事を最前線で見ることが出来たと考えています。
今はほとんど就職活動を終え、まず経験を積むという意味でESG投資や環境関連金融商品に関わる仕事をしたいと考えています。
以上のことを踏まえて、私は周りの学生と比較して学生の時期に本当に多くの経験をしていると自負しています。それも、QQ Englishの奨学金にアプライし、QQ Englishより支援して頂いたから、これらを経験できたと考えています。そのため、私の現状報告と同時に、QQ English、藤岡社長、及び当時応援をしていただいた審査官の方々、共に奨学金にアプライした方々に感謝を申し上げたいと考えます。本当にありがとうございました。
[*1] 日本FP協会HP