2023.05.26
一定の期間海外で英語やその他の専門的な学問を学ぶ留学。
「留学にたくさんのお金と時間をかけても、身に付くのは英語だけ」と思っていませんか?
実際、留学では英語以外にも得られるものが多くあります。
留学に参加するかどうかを検討するために留学について正しく知りたいという方に向けて、留学のメリットを10つご紹介します。
留学の参加を検討する上での参考になれば幸いです。
海外留学で得られるものとして、最もイメージしやすいのが英語力ではないでしょうか。
日本では日常生活、学校の授業などで日本語以外の言語を使用することはあまりありません。
一方で、海外留学では生活の全てが英語(現地の公用語)に変わります。
英語を聞いたり話したりする時間が日本にいる時とは比べ物にならないくらい増加するため、必然的に英語力も向上します。
引用:「海外短期語学研修 で英語力はどのくらい伸びるものか」ー小林敏彦
少し古いデータにはなりますが、こちらは1998年に小樽商科大学で行われた、留学が英語力向上にどれほど影響をするかを示した研究です。
小樽商科大学の学生31名がアメリカ、カナダ、イギリスの公立大学の4校で行われた3〜4週間の英語研修プログラムに参加しました。
出国前と帰国後でTOEFL ITP®︎の得点を比較すると、平均29点増加したという結果が得られました。留学先でも英語学習に力を入れると、英語力の向上が期待できるでしょう。
海外で得た語学力や経験はキャリア・年収アップに大きく影響を与えます。
学生の方であれば就職活動に、すでに会社で働いている方は転職活動に活用できます。
引用:PRESIDENT ONLINE「「英語力で年収に280万円の差」コロナ禍の裏で進む”英語格差”の実態」
ヒューマングローバルタレントによる調査で英語力と年収の関係が顕著に出ています。
約2万5000人を対象とした最新の調査では、企業からスカウトを受けた登録者の76%が、「ビジネス会話以上」(TOEIC L&Rテスト735点以上)の英語力を保持していました。
企業からスカウトを受けた登録者の英語力と平均年収を比較すると、男女問わず全ての年代で英語力が高ければ平均年収が高いという結果が得られました。
最も差がついたのは男性の50代では英語レベルが「ビジネス会話以上」の場合平均年収は1038万円なのに対し、「日常会話以下」(TOEIC L&Rテスト730点以下)の平均年収は758万円と、280万円の差がつきました。
こちらは日本最大級のグローバル人材に特化した人材紹介会社のエンワールド・ジャパン株式会社による調査です。
年収が1000万円以上の人の割合は英語上級レベルで58%、英語中級レベルですと25%、初級レベルですと12%となっています。
これらの調査から英語を習得するとキャリアアップ、そして年収アップに繋がるということができます。
引用:英語活用実態調査2019(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)
こちらは一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会による調査です。
新卒採用を行っている企業のうち49.1%がTOEIC L&Rを採用の要件もしくは参考としています。
これらの結果からも分かる通り、英語力はこれから社会に出る学生、すでに働いている方、どちらにとっても重要なスキルです。
海外には日本の大学よりも研究が進んでいる大学が多くあります。
その参考となる指標を2つ紹介します。
◆QS世界大学ランキング2023 トップ10
大学 |
国 |
|
1位 |
マサチューセッツ工科大学 |
アメリカ |
2位 |
ケンブリッジ大学 |
イギリス |
3位 |
スタンフォード大学 |
アメリカ |
4位 |
オックスフォード大学 |
イギリス |
5位 |
ハーバード大学 |
アメリカ |
6位 |
カリフォルニア工科大学 |
アメリカ |
6位 |
インペリアル・カレッジ・ロンドン |
イギリス |
8位 |
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL) |
イギリス |
9位 |
チューリッヒ工科大学(スイス連邦工科大学) |
スイス |
10位 |
シカゴ大学 |
アメリカ |
・ ・ |
||
23位 |
東京大学 |
日本 |
こちらはイギリスの高等教育評価機関のクアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds:QS)が発表したQS世界大学ランキング2023です。
上位10大学のうちアメリカが5大学を、イギリスが4大学を占めるという結果になっており、日本でトップは東京大学の23位でした。
日本の最高学府でも世界ではトップ10に入ることができません。
引用:文部科学省 技術・学術政策研究所「科学技術指標2022」
こちらは文部科学省の科学技術・学術政策研究所が発表した「科学技術指標2022」です。
直近3年の「平均論文数」、「TOP10%補正論文数」(被引用数が各分野の論文の中で上位10%に入る論文の数)が多い国・地域順に並べたランキングです。
2018-2020年の表を見ると日本は論文数では世界で5番目、TOP10%補正論文数では世界で12番目となっています。
現状の順位を評価するために、比較対象として1998-2000年を見てみましょう。
論文数では世界で2番目、TOP10%補正論文数では世界で4番目でしたので、当時と比べて他の国・地域の研究がいかに進んだのかが分かるのではないでしょうか。
世界大学ランキングや論文の数という視点から見ても、海外には日本よりも研究が進んでいる大学が多くあります。
語学だけでなく各分野で最先端の研究に携わりたいという方に留学はおすすめです。
身近に頼れる人がいない海外で生活することは簡単ではありません。
家探し、銀行口座の作成、買い物など日本では当たり前にできることも一苦労。
少し時間が経ってから自分の生活を振り返ってみると「自分って意外とできるんだな」と思うことが多くあるはずです。
「自分ならできる」という自信はさらなる挑戦を後押ししてくれます。
一定の期間特定の国に滞在すると、旅行では知ることのできないその国の文化に深く触れることができます。
食事、歴史、宗教、国民性などさまざまな観点から日本との違いを感じることでしょう。
具体的な例として外国人と日本人の働き方の違いが挙げられます。日本人は勤勉で時間やルールを守る国民性と言われることが多いです。
しかし世界には時間、ルール、約束にルーズな国もあります。
そのような人たちと一緒に働く場合、日本人の当たり前を押し付けるのではなく相手に合わせて仕事を進めた方が成果につながることもあるでしょう。
今よりも外国人と話す機会や一緒に働く場面が増えていくことが考えられるグローバル社会では、他国の文化を尊重し受容する力が役に立ちます。
日本にいた時には気が付かなかった、日本の良さに気付くことができます。
食事の美味しさ、治安の良さ、街の綺麗さ、物価の安さ、文化や歴史の美しさなど、さまざまな観点から日本を見つめ直すことができるでしょう。
海外で留学をしていると、日本の文化が好きな外国人に会い、日本のことを細かく質問される機会が多くあります。
日本について教えるうちに、自分も日本についてどんどん詳しくなります。
色々な国の外国人が日本に抱いているイメージからも、もっと日本のことを好きになれるかもしれません。
海外留学の魅力の一つは、世界中のあらゆる国の人と友達になれることです。
自分とは全く違うバックグラウンドを持つ人との会話はとても学びになりますし、何よりも楽しいという一言に尽きます。
帰国後もオンラインで連絡を取り合うような関係性の友人もきっとできるでしょう。
「人見知りしそう」、「コミュニケーション能力に自信がない」という方は、学校主催のパーティを活用したり、仲良くなった日本人留学生から紹介してもらったりしてみてはいかがでしょうか。
1週間〜2週間程度の海外旅行ではその国の主要な観光地にしか行かないという方も多いのではないでしょうか。
数ヶ月〜1年の海外留学では、遊びに充てることができる時間も十分にあるため、旅行では行かないような現地の人だけが知る魅力的な場所に足を運ぶことができます。
日本のパスポートがあれば世界で193の国と地域にビザを取得せずに訪問できることを知っていましたか?
193ヵ国という国数はシンガポールと並び世界一位です。強力な日本のパスポートがあれば、留学先から周辺国までの旅行も簡単に行くことができます。
留学の機会を活かして、日本からだと行きづらいマイナーな国にも是非訪れてみましょう。
先ほど説明した通り、世界には日本よりも研究が進んでいる大学が多くあります。
そこで教鞭を取る教授や授業を受ける学生は優秀な人ばかり。同じ教室で勉強して良い刺激を受けることができます。
海外の学生だけでなく、他の日本人留学生にも高い志を持った人が多くいるはず。留学生コミュニティなどを活用して、将来につながる人脈を作っておきましょう。
慣れない英語で専門分野を学ばなければいけませんし、最初は生活環境を整えることから始めなければなりません。
日本で仲の良かった友人もいないため、人間関係もゼロから作っていかなければなりません。
海外留学を通してストレスに強くなったり、ストレスとの付き合い方を学んだりすることができます。海外留学で身に付けたストレス耐性は社会に出てからも役に立つでしょう。
今回は海外留学の10個のメリットをご紹介しました。
留学で身に付けた語学力、専門的な知識、ストレス耐性などは就職活動や転職活動などその後の人生に良い影響をもたらすでしょう。
ただし注意しなければならない点は、留学先で努力しなければそれらの能力を身に付けることはできないということです。
下の画像は文部科学省が2012年に発表した資料の一部です。
日米の大学一年生が1週間あたりどれくらい勉強しているかの比較です。
日本の学生の半数以上の勉強時間は1〜5時間となっている一方で、米国の学生の半数以上は1週間で11時間以上勉強していることがわかります。
海外に優秀な大学が多い理由の一つには、学生の勉強の意欲が高いことが挙げられます。
日本の大学にいる時と同じ気持ちで海外留学してしまうと、語学力や専門的な知識を身に付けることはできません。
留学で多くのことを得るためにも、海外の大学生に負けないように明確な目標を持って留学に挑みましょう。
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