2025.02.17
「多民族が集まる環境で英語を学びたい」
「世界で活躍できるようにビジネス英語を習得したい」
語学留学する上でこのように考えている人は、シンガポールの語学留学がおすすめです。
アジアの中でも数少ない英語が公用語の一つとして使われていることや教育水準が高いこともあり、語学学校も多く英語を学ぶ環境が整えられています。
ですが、日本との文化の違いや留学費用、現地での暮らしの中で注意が必要な点も存在します。
今回はシンガポールで留学する魅力と注意点、留学にかかる費用、語学学校の詳細など留学にまつわる情報を解説していきます。
シンガポールでの留学を検討している方はこの記事を読んで、留学に対する不安を取り除きましょう。
シンガポールは都市国家でありながら、高い教育水準を持つ国として知られています。
ここではシンガポールがどのような国なのか理解を深めていきましょう。
シンガポールは都市国家なので東京23区ほどの小さな国ですが、観光業が盛んなことに加え、航路の中継地点としても知られており貿易業も栄えています。
国内は、マーライオンやマリーナベイサンズなどの観光エリアや地元の人が居住するノースエリア、高級リゾートが並ぶセントーサ島など、エリアによって雰囲気が違うのも特徴です。
また、貿易業が盛んで世界各国の企業がシンガポールに拠点を置いているため、ビジネスにおいて英語を公用語として使う場面が多いです。
シンガポールは小さな国ですが、中華系、マレー系、インド系の3つの民族が集まった多民族国家です。
国内では様々な言語が飛び交い、公用語も英語だけでなく中国語、マレー語、タミル語の4つが存在しています。
シンガポールに住む人は状況に応じて英語と他の公用語を使い分けて話す人が多いため、多民族同士でも英語を話せば多民族でも言葉が通じます。
国内ではそれぞれの民族に合わせたストリートや集落もあるため、一つの国の中で様々な文化を体感できるのもシンガポールの魅力の一つです。
シンガポールの教育水準は世界の中でもトップレベルで、国内にあるシンガポール国立大学はアジアの大学の中で3番目に位置しています。
出典:THE Times Higher Education 2025
近年は金融業の中心地としても注目されており、アジアの中でもトップレベルの教育を受けられる環境が整っているのも魅力の一つです。
また、大学だけでなく語学学校でも高い水準を保っており、教育環境が整っていることからこそ世界中の留学生がシンガポールを訪れ勉学に励んでいます。
シンガポールは熱帯モンスーン気候に属しており、一年を通して高温多湿で雨季と乾季がはっきりしています。
年間を通して最高気温の平均が30度を超え、制定気温は20〜25度と一年を通して気温が高いです。
語学学校では1年を通してエアコンが稼働しているので暑さが気になる方でも心配はいりません。
そのため、日本のような冬がなく雨が多く降る雨季が冬の代わりに訪れます。雨は突然降り出すことも多いため、外出する際は常時雨具を持ちましょう。
留学先を選ぶ上で重要なのは、その場所でしか得られないメリットです。
ここからはシンガポールで語学留学する魅力を3つ紹介します。
シンガポールは教育水準だけでなくアジアの中でも治安がいい国として知られています。
治安の良さの目安となる世界平和度指数ランキングでは163カ国中5位にランクインしておりアジアの中では一番です。
日本は17位であることと比べると、かなり治安がいいということがわかります。
国土が狭いので警察の管理も届きやすいため、夜でも安心して行動ができます。
シンガポールと他の英語圏の国との大きな違いは英語だけでなく、他の言語を学ぶ機会があることです。
英語以外の公用語である中国語や、マレー語、タミル語など住む環境や語学学校において学ぶ機会が設けられていることも少なくありません。
特に中国語はシンガポール留学をする上で英語とともに学ぶ人が多いため、二カ国語を学びたい人にはこの上ない留学先と言えるでしょう。
教育水準の高さから世界中の留学生が多く集まるシンガポールは、異文化交流が盛んです。
もともと多民族国家の一面があり、他文化にも寛容な文化が形成されているため、多様な価値観の中で言語を学べることは大きなメリットです。
また、母国で優秀な成績を修めた人は自国やシンガポール政府からの奨学金を利用してくる学生も多く、優秀な学生が集まりやすい環境が形成されています。
その中での異文化交流は、留学をする上でかけがえのないものになることは間違いないでしょう。
次にシンガポールで語学留学する際の注意点について紹介していきます。
シンガポール留学において注意すべき点は、生活費や学費が高くなりやすいことです。アジアの中でも生活水準が高いため、物価も日本と同じくらいです。
これは語学学校の料金にも反映されており、1年間の学費は日本の私立大学と同じくらいの水準になります。
なるべく生活費を抑えたい人は、常に予算の管理や節約意識を持ちながら生活しましょう。
シンガポールではシングリッシュと呼ばれる英語訛りが存在します。
日本人が学ぶ英語はアメリカ英語が多いですが、シングリッシュはアメリカ英語とはまた違う訛りを持っています。
多民族国家であるシンガポールはルーツの異なる人たちによる英語が話すため、現地の英語に苦労する人も少なくありません。
シンガポール留学を考えている人は、シンガポール特有の英語であることに注意して英語を聞きましょう。
シンガポールは治安のいい国として知られていますが、それは厳しい法律から形成されている側面があります。
有名なもので言うと街中でゴミのポイ捨てを行うと罰金刑になるなど、普段からマナーを守っている人はいいですが、日常生活の中で罰則が課せられることも少なくありません。
日本の法律と異なる点も多いため、シンガポール留学をする際は現地の法律に従って生活を送りましょう。
シンガポール留学では滞在期間によってビザを発行する必要があります。
ここではシンガポールの留学ビザについて紹介していきます。
シンガポールの留学ビザの種類はこちらです。
ビザの名称 | 詳細 |
ビザ不必要 | 30日間(空路での渡航)もしくは14日間(陸路での渡航)の滞在の場合 |
ソーシャルビジットパス | 30日間以上(空路での渡航)もしくは14日間以上(陸路での渡航)の滞在の場合。 |
スチューデントパス | フルタイムで学校に通う場合に必須 教育機関によって手順の従い方が異なる |
ワークホリデーパス | 18歳から25歳までの制限があり、最大6ヶ月の滞在と就労可能 |
基本的に語学学校に通う場合は短期で無い場合スチューデントパスが必須です。
必要な書類や申請方法はシンガポールの移民局の情報から確認できるので、該当する方はあらかじめ確認しておきましょう。
出典:シンガポール移民局HP
ここからはシンガポール留学でのおすすめのスクールを2校紹介していきます。
EFインターナショナル・ランゲージ・センターズ シンガポール校は、ヨーロッパ発祥の国際教育機関直営の語学学校です。
英語と中国語から片方もしくは両方学ぶことが可能で、6週間ごとの学習保証もあるため、安心して留学生活を行えます。
また、ビルや商業施設が立ち並ぶシンガポールの中心部に位置し、放課後やアクティビティ、週末の観光なども楽しめるでしょう。
インリンガは世界各国にランゲージセンターを持ち、受講生に合わせて学習目標やコースを設定してくれるスクールです。
これまで留学生だけでなく企業研修も行った実績もあり、実践的なコミュニケーション能力をつけるカリキュラムを提供しています。
講師もネイティブスピーカーが行うため、シングリッシュによるリスニングの心配もいりません。
また、一般英語コースではビギナーレベルから流暢に話せるレベルの人まで幅広い留学者を対象としているため、レベルにつけないという心配もいりません。
シンガポール留学でかかるおおよその費用を紹介します。
先ほど紹介した語学学校3校の一般的な英語コースを受講する場合、どのくらいの費用がかかるのか紹介します。
EFインターナショナル・ランゲージ・センターズ シンガポール校ジェネラルコース(1ヶ月)の留学費用見積り
学費 | 458,440円 |
航空費 | 50,000〜70,000円 |
生活費 | 100,000〜150,000円 |
留学保険 | 0〜15,000円 |
合計 | 608,440〜693,440円 |
インリンガインテンシブコース(約1ヶ月間)の留学費用見積り
学費 | 387,056円 |
航空費 | 50,000〜70,000円 |
生活費 | 100,000〜150,000円 |
留学保険 | 0〜15,000円 |
合計 | 537,056〜622,056円 |
ここからはシンガポール留学での生活費や学費など、費用を抑えるために必要なポイントを紹介します。
東南アジアの中では物価が高いシンガポールですが、基本的に日本と同等か割安なものも多くあります。
例えばタクシー料金は日本円で約240円と高額ですが、移動において便利なMRTやバスを利用することによって片道代を半額以下で利用するできます。
このように現地の物価を把握することで、生活費を抑えながら留学生活をする上でのポイントとなるでしょう。
留学をする上で節約をするだけではなく、現地で働くという選択肢もあります。
ワーキングホリデーの制度を利用して留学しながら働くことが可能です。
しかし、18歳〜25歳までと年齢制限があるほか、6ヶ月間を超えて滞在できないことなど考慮すべき点もあります。
条件に当てはまる方は、ワーキングホリデーを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
ここからはシンガポールに留学する際に準備しておいた方がいいものを紹介します。
留学前にしておくことを把握して、快適な留学生活を始めましょう。
先にも記載しましたが、留学保険を検討している方は手続きを行いましょう。
必ずしも保険に入る必要はありませんが、語学学校の条件によっては保険加入が必須の場合もあります。
シンガポールの医療費は基本的に高いため、不慮の事故や病気に備えて留学保険の申し込みと手続きをしておくと安心です。
医療費が高いと言うことは、薬も高額かつ使い慣れた薬を見つけ出すことは難しいです。
特に風邪薬や胃薬を持参すると良いでしょう。
シンガポール料理は香辛料が多く使われている料理や油を多く使用する料理が多いため、お腹に合わず腹痛が起きることも多いです。
なので、日本で流通している常備薬を持参しておくと現地で購入する必要がないため、薬を調達する手間も省けます。
一年中暖かいシンガポールですが、語学学校などの室内ではクーラーが低めに設定されている場合が多いです。
現地の人でも寒いと感じると言われているため、室内で体温調節ができる羽織ものは必ず持っていきましょう。
シンガポール留学は二カ国語留学を実現できる点や、多民族が共生した文化など他の留学先では体験できない魅力がたくさんあります。
狭い国土の中でも世界各国から留学生が集まるため、国際的な感覚や価値観を身につけたい方や、他文化を尊重する文化の中で学びたい人におすすめの留学先です。
シンガポール留学を検討している方は事前の情報収集を行い、留学先の候補の一つとして考えていただけたら幸いです。