「some」と「any」の違いとは?肯定文・疑問文・否定文での使い分けを例文で解説

英語学習で避けて通れないのが「some」と「any」の使い分けです。
「肯定文では some、疑問文・否定文では any」と覚えている人も多いですが、実はそれだけでは不自然な英語になってしまうことがあります。
ポイントは、話し手がそのものの存在を「ある」と思っているかどうかです。
この感覚を理解すると、肯定文・疑問文・否定文を問わず、より自然な英語が使えるようになります。
この記事では、「some」と「any」の基本ルールから、日常会話やビジネスでの応用例までを整理して解説します。
「some」と「any」の違いを一言で言うと?
英語学習で必ず出てくる「some」 と「 any」。
単純に「肯定文は some、疑問文と否定文は any」と覚えてしまうと、実際の会話では少し不自然になってしまうことがあります。
本質的な違いは、話し手がそのものの存在を「ある」と思っているかどうかです。
この視点を理解するだけで、肯定文・疑問文・否定文すべてで自然に使い分けることができるようになります。
ここでは、基本ルールから実用例まで、具体的に整理して解説します。
some:ある程度「ある」と想定しているとき
「some」は、話し手が 「存在する前提で話している」 ときに使う表現です。
量や数が多くなくても問題なく、すでにあるものとして考えているニュアンスが含まれます。
例文
I have some books.
(いくつか本があります。)
Can I have some water?
(少しお水をもらえますか?)
ポイントは、話し手が「ある」とある程度確信しているかどうかです。
肯定文だけでなく、依頼や提案の疑問文でも自然に使われます。
any:あるかどうか分からない/問う・否定するとき
「any」は、話し手が 「存在するか不明」「ゼロの可能性もある」 ことを表すときに使います。
例文
Do you have any questions?
(何か質問はありますか?)
I don’t have any money.
(お金は全くありません。)
ポイントは、本当にあるか分からないものや、否定の文脈で使うというニュアンスです。
肯定文でも、疑問や否定の意味を強調したい場合に自然に使えます。
「some」の基本的な使い方
「some」は、話し手が ある程度「存在する」と考えているもの を指すときに使います。
肯定文で最もよく登場し、依頼や提案の疑問文でも自然に使えるのが特徴です。
ここでは、日常会話やビジネスシーンで使える 基本パターンと例文 を日本語訳付きで整理します。
この基本を押さえておくと、「any」との違いも理解しやすくなります。
肯定文で使う「some」
肯定文での「some」は、最も基本的な使い方です。
話し手が ある程度確実に存在すると考えているもの を表します。
例文
I have some free time.
(少し自由な時間があります。)
She bought some books.
(彼女はいくつか本を買いました。)
ポイントは、量や数は具体的でなくても、確実に存在するというイメージです。
話し手が「ある」と思っているときの「some」
話し手が 「たぶんある」「存在するはず」 と考えている場合、疑問文でも「some」を使うことがあります。
例文
Can I have some water?
(お水をもらえますか?)
Would you like some cake?
(ケーキはいかがですか?)
ポイントは、疑問文でも相手に「存在することを前提」にして尋ねる場合に「some」が自然に使われる、という点です。
この使い方は依頼や提案の表現で特に頻出です。
「some」が使われる名詞の種類
「some」は、話し手が「ある」と考えているものを示すため、名詞と一緒に使われます。
使用できる名詞の種類は以下の通りです。
- 不可算名詞:some water / some information
- 可算名詞(複数形):some people / some ideas
※単数の可算名詞には「some」を使えない点に注意しましょう。
(例:× some book は誤り → 正しくは a book)
ポイントは、「量は不特定だが存在はある」ことを示す名詞に使うことです。
「any」の基本的な使い方
「any」は、話し手が 存在するか不明・ゼロの可能性もあるもの を指すときに使います。
主に疑問文や否定文で登場し、肯定文でも条件文や強調したい場合に使われることがあります。
ここでは、日常会話やビジネスシーンで使える 基本パターンと例文 を日本語訳付きで整理します。
「any」の特徴を押さえることで、「some」との違いも自然に理解できるようになります。
疑問文で使う「any」
「any」は、相手に 「あるかどうか」 を確認するときに使います。
存在が不確定なものに対して自然に使える表現です。
例文
Do you have any questions?
(何か質問はありますか?)
Is there any milk left?
(ミルクは残っていますか?)
ポイントは、本当にあるか分からない状態で尋ねることです。
このニュアンスがあるため、疑問文では「some」より「any」が一般的に使われます。
否定文で使う「any」
否定文では、「any」が基本的に使われます。
存在しないことやゼロであることを強調する効果があります。
例文
I don’t have any money.
(お金は全くありません。)
She didn’t get any replies.
(彼女は返信を全くもらいませんでした。)
ポイントは、否定文で「何もない」という意味をはっきり伝えるために「any」を使う点です。
「any」が表す「ゼロでもOK」のニュアンス
「any」には、「少しもない」「ひとつもない」 というニュアンスが含まれます。
否定文や疑問文で使うことで、存在しない可能性も含めた表現が可能です。
例文
I don’t have any time.
(時間は全くありません。)
Are there any questions?
(質問はありますか?)
ポイントは、存在がゼロでも文として成立するという柔軟さです。
この特徴を理解すると、「some」と「any」の使い分けがより自然になります。
疑問文なのに「some」を使うケース
通常、疑問文では「any」を使うのが基本ですが、話し手が 「ある程度存在する」と予想している場合 や、依頼・提案をするとき には「some」が使われます。
このルールを押さえると、疑問文でも自然で丁寧な表現ができるようになります。
以下では、具体的な例文を見ながら確認していきましょう。
相手が「Yes」と答えることを期待しているとき
疑問文で「some」を使う場合、話し手は 相手に肯定的に答えてほしい、存在すると予想している 状態です。
例文:Do you have some time?
(少しお時間ありますか?)
この文では、話し手は 「時間があるはず」 と考えて尋ねています。
もし 「any」を使うと、単なる確認や事実の確認のニュアンスが強くなり、より事務的・中立的な響きになります。
依頼・提案・勧誘での「some」
疑問文で「some」を使うもう一つの典型的なケースは、依頼・提案・勧誘の場面です。
この場合も、話し手は 「ある前提で相手に話しかけている」 というニュアンスを持たせることができます。
例文
Would you like some coffee?
(コーヒーはいかがですか?)
Can I ask you some questions?
(いくつか質問してもよいですか?)
ポイントは、相手に「あるものとして前提」を置きながら、やわらかく丁寧に伝える表現になることです。
日常会話やビジネスでも非常によく使われます。
肯定文なのに「any」を使うケース
通常、肯定文では「some」を使うのが基本ですが、状況によっては「any」を使うことで自然な表現になることがあります。
特に多いのは、「どれでも構わない」「制限なし」 といったニュアンスを伝えたい場合です。
肯定文で「any」を使う感覚を理解すると、日常会話やビジネスでより柔軟に英語を表現できるようになります。
強調・制限なしの意味を出したいとき
肯定文で「any」を使う場合、「どれでも構わない」「制限なし」 の意味を強調したいときに自然です。
例文:You can choose any seat.
(どの席でも自由に選べます。)
この場合、「some」では表せない「制限なし」のニュアンスが出せます。
any=「どれでも」「少しでも」
さらに、条件文や否定的な文脈では、肯定文でも「any」がよく使われます。
この場合は「少しでも」「どれでも」といった意味になります。
例文
If you have any problems, let me know.
(何か問題があれば教えてください。)
I don’t have any idea.
(全く見当もつきません。)
ポイントは、状況や文脈によって肯定文でも「any」が自然に使えるということです。
「some」と「any」を並べて比較してみよう
「some」 と「 any」は、一見ルールが単純ですが、話し手の意図や文脈によって使い分ける必要があります。
ここでは、肯定文・疑問文・否定文での使い方を並べて比較し、違いを明確にしていきます。
- some:話し手が「ある」と思っている場合や、依頼・提案・勧誘のニュアンス
- any:存在が不明、ゼロの可能性も含む場合や、制限なし・条件文での肯定
具体例を見ながら違いを意識することで、自然な英語表現を身につけることができます。
意味の違いが分かる例文
「some」 と「 any」の違いは、話し手が前提として 「あると思っているかどうか」 にあります。
例文
I have some questions.
(いくつか質問がある。)
I don’t have any questions.
(質問は一つもない。)
この例から、話し手の考え方や前提がまったく違うことが分かります。
迷ったときの判断ポイント
「some」 と「 any」の使い分けに迷ったら、次の質問を自分にしてみましょう。
- 「ある前提で話している?」 → some
- 「あるか分からない/ゼロも含む?」 → any
この基準を意識するだけで、自然な英語を選びやすくなります。
大学生・社会人がよく間違えるポイント
「some」 と「 any」は一見シンプルですが、文脈や話し手の意図を意識せずに使うと間違いやすいのが特徴です。
特に大学生や社会人がつまずきやすいポイントを押さえておくと、自然で正確な英語表現ができるようになります。
ここでは、よくある間違いと正しい使い方を具体例とともに整理します。
疑問文=必ず「any」だと思い込む
「some」 と「 any」は一見シンプルですが、疑問文や否定文では間違いやすいポイントがあります。
まず、疑問文だからといって必ず「any」を使う必要はありません。
特に 勧誘や提案 の場面では、話し手が「あるはず」と思っている場合、「some」を使う方が自然です。
例文
× Would you like any coffee?
⚪︎ Would you like some coffee?
(コーヒーはいかがですか?)
否定文で「some」を使ってしまう
一方、否定文では基本的に「any」を使うのが正しいルールです。
「some」を使うと意味が不自然になってしまうため注意が必要です。
例文
× I don’t have some time.
⚪︎ I don’t have any time.
(時間は全くありません。)
ポイントは、文の種類(肯定・疑問・否定)と話し手の意図を意識して「some」 と「 any」を使い分けることです。
これを押さえるだけで、自然で正確な英語表現が身につきます。
まとめ
「some」 と「 any」は、一見ルールが単純ですが、実際には 話し手の気持ちや文脈 が非常に大切です。
- some:話し手が「ある」と想定しているもの
- any:存在が不明、ゼロの可能性も含むもの
ポイントは、文の形(肯定文・疑問文・否定文)だけで判断せず、話し手がどう考えているかを意識することです。
そのため、疑問文でも「some」が使われることがあり、肯定文でも「any」が自然に使われるケースがあります。
日常会話やビジネス英語で非常によく登場する表現なので、例文を声に出して練習し、ニュアンスの違いを感覚でつかむことがおすすめです。
文法と話し手の気持ちの両方で理解すると、「some」 と「 any」はぐっと使いやすくなります。
英語学習は、日々の小さな積み重ねが大きな力になります。
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