2019.01.16
こんにちは!ジュンペイです!
皆さんはセブで最大級のお祭りを知っていますか?
シヌログと呼ばれるこのお祭りは、年に一度開催されセブ島のみならず国中、世界中から人々が集まります。
フィリピンの中でもセブだけで行われ、かなり大規模なお祭りとして知られていて外国人からは「クレイジー」と呼ばれるほど。今年は1月20日に本祭が実施されます。
今日はSinulog(シヌログ)の発祥や毎年の様子について調べてみました!
シヌログ祭り(Sinulog Festival)とは、毎年1月の第3日曜日に開かれるフィリピン最大のお祭りです。このお祭りは、サントニーニョというキリストの子供時代を模した人形を称えるお祭りです。毎年フィリピン国内だけではなく、国外からも多くの人が集まり、2016年にはフィリピンの大手放送局であるABS-CBNによってBest Festival In the Philippinesに選ばれました。
そして今年は1月20日に開かれます。20日はグランドパレードというシヌログ祭りのメインイベントが行われる日で、実は、12月の初めからシヌログ祭りに関するイベントが行われています。グランドパレードではフィリピン全土から地区単位や学校単位でダンサーが参加し、お祭りを盛り上げます。
そもそもSinulogの発祥は何なのか?どんなルーツがあるのか?に関してですが、その由来は1521年までさかのぼります。
シヌログ祭りの本当の意味とは、毎年1月に全州をあげてサントニーニョ(幼きイエス)を祝うためのお祭りです。
このお祝いは9日間続き、最終日にはシヌログパレード(Sinulog Grand Parade)が開催されます。夜明けに花とキャンドルで装飾されたサントニーニョの像が、マンダウエ市からセブ市へボートで運ばれます。サントニーニョ像はもともとスペインの探検家フェルディナンド・マゼランが1521年にフアナ女王へ贈ったものだったとされており、今はセブシティにあるサントニーニョ教会にオリジナルの原型が祀られています。
一時は敗退したスペイン軍でしたが時を改め1565年、ミゲル・ロペス・デ・レガスピ率いるスペイン人が先住民をキリスト教徒にするため、再びセブ島にやってきました。このとき、サントニーニョ像に関する伝説が生まれます。スペイン人からすればセブアノは敵であったため、船からセブの本土へ立て続けに火を放ちました。街は焼き払われ、セブに住む多くの人がこのときになくなったのですが、なんとサントニーニョ像だけは無傷で発見されたのです。これが、幼きイエスが起こした最初の奇跡と考えられています。
シヌログの概要と由来に関しては一通りお伝えしたので、それでは実際に去年の踊りの様子を見ていこうと思います。YouTubeの中に、2018年のSinulogのハイライトがありましたのでどうぞ。
街中で盛大なパレードが行われていて、ダンサーの姿が非常に印象的です。特にオープニングのシーンで出てくるサントニーニョ教会の景色は圧巻です。
これほど街中が人だらけになるお祭り、僕は見たことがないです。特に、上空から撮ったドローンカメラでの光景を見るとここがアジアだということを強く感じる上、Sinulogが世界から注目される理由が何となくわかる気がしました。
今年の開催に関しても、例年通り交通規制が行われます。特に、タクシーを捕まえることは非常に困難でほぼ無理と思っていたほうがいいかもしれません。無事に乗れたとしても通行可能なルートが限られているため、相当な時間がかかることでしょう。
パレードが行われている時間は徒歩以外での移動は諦めたほうが賢明かもしれません。また、参加される場合は持ち物には絶対に気をつけて、特に貴重品は持ち歩かないことをオススメします。さらに、パレード中は携帯の電波がテロ防止という目的により規制されるので連絡が取れなくなります。そのあたりもふまえた行動をオススメします。
僕個人としては、留学生がシヌログに参加すると持ち物の紛失やフィリピン人とのトラブル、身の危険など想定外のリスクが大きいため参加しないことを推奨します。もしどうしても行きたいという場合は、事前によくリサーチをした上で当日は仲間とはぐれた場合のケースも想定しておく、貴重品は持ち歩かないなど、入念な準備をした上での参加をオススメします。
ジュンペイ