2017.05.02
トミーです。
今日は多くの人がわかっていながら「理解」できていない、英語学習においては極めて重要なお話をしたいと思います。
テーマは“英語初心者が上級者になるたった1つの要素”。
これからお話しすることは本当に「当たり前過ぎる事」です。
ただその「当たり前過ぎる事」を本当の意味で理解出来ていれば、基本的に英語が上達しない人というのは出てきません。
その本質を理解出来ているなら、必ずその全員が英語を話せるようになるという事です。
つまりもしもあなたが英語初心者の部類に入り、既に行き詰まりさえ感じているというなら、おそらくはこれから話す「当たり前の事」を本当の意味では理解出来ていないのだと思います。
ですので、そういう人は今回の話をしっかりと聞いてください。
まず以前から私は英語が「話せる」ようになるには、“アウトプット”と“インプット”の2つの学習アプローチの質を高めることが大切であるという話をしています。
ただこれは既にかなり踏み込んだ結論であって、もっと大きな意味で学習の質を高めるために必要なものがあるとするならやはり「精神力」以上のものは無いと思います。
「トミーさん、英語学習に精神力が必要だなんて大げさですよ!」
と、思わると思います。しかし、何千人もの留学生をみて来て思うことは、やはり結果を出して来た生徒は、例外なくこの精神力が高い人たちです。
逆に目的があまりなく、バケーション半分でくる精神力が弱い人たちの英語上達度合いは、想像の通りです。
私の知る“20代から英語学習を初めて上級者へとなった”人は皆、やはりこの精神力が「強い」です。
英語学習に限らず、どんな世界でも、やはり精神力の強い人が結果を出して来ていると思います。
つまり全ての物事において最も重要な力は、他でも無い“自分自身の精神力”だという事です。
常にコツコツと学習を続け前に進み続けようとする精神。
これを自身の中に宿す事が英語上達の第一歩と言えます。
ただ少なくともこのような記事や自己啓発本など、そんなもので強くなるほど人の精神というものは単純ではありません。
そんな外部的なものなどで鍛えられるものでは無いと考えています。
そこで今回は「強い精神力というものの論理」をお話しますので、まずはそこを理解していく事から始めてみてください。
その論理から意識的に精神力を強くする方向性を自分なりに見つけ出していってもらえればと思います。
強い精神力を裏付けるものがあるとすればそれは「自信」です。
言うなればそこには「根拠の有無」さえ関係ありません。
自信や確信を持っている人に何を言われようと、どんなに挫折しようとそこへ向かって突き進みます。
何をやってもうまくいく人は、何をやってもうまくいく自信をそれをやる前から抱いているのです。
そしてその自信が強靭な精神力となり、いざ何かを始めた時の糧となるわけです。
自信の無い事にひたすら努力出来るような人はいません。
どこかにそれを達成できるという希望や確信があるからこそ、人は何かの物事に努力していく事が出来るのです。
自信こそが強い精神力を生み、精神力こそが「自信」を生むわけですね。
これらはそんな相対関係にあると言ってもいいと思います。
ただ精神力というものは理屈で身に付けられるものではありません。
理屈で身に付くものはせいぜい思い込み程度のものです。
しかし自信は理屈で身に付ける事が出来るものなのです。
ですので、まず何か新しい事や英語学習を始めていく際、まず身に付けて欲しいものはそれを達成する事への「自信」です。
ではどうやってその自信を生み出すのか。
私なりの答えは2つあります。
1つは「知識」。
そしてもう1つは「達成体験」です。
まず1つ目の知識というものについてですが、「知っている」という事は「知らない」というより、何をするにしても揺るぎない自信を生み出すものではないでしょうか。
例えそれが間違っているとしても、自分にとっての正解がそれだと確信している時は、人はその物事に絶対的な自信を持てるものです。
ただ、それが間違っていた時にその間違えを素直に認め、次の行動に移ることも、またその人の進化や精神力が問われるところだと思います。
今、英語が伸び悩んでいるなら、知識を入れるために自分に合う学習方法を見つける必要があります。
自分に合う学習方法を見つけることについてですが、「自分の脳の癖に沿った適切な学習方法の選択」というコンテンツを製作中ですので、出来上がり次第公開いたします。
これが私なりの精神力を裏付ける1つの答えであり、知識によって自信を生みだしていくという考え方です。
達成体験というものが自信を生み出すことは、実は「知識」と同じで、「できる」という事は「できない」というより、確固たる自信を生み出すものではないでしょうか。
ある意味で言えばできるという事実そのものが自信を生み出すといえます。
また「達成体験」は「知識」よりもより強力な自信を生み出します。
そしてそのような「達成体験」の度合いが大きければ大きいほどより大きな自信を生み出します。
ただ「達成体験」は意識しなければ気づかないこともあり、本来より自信が小さいものであることがあります。
ですので「達成体験」は意識する必要があるのです。
意識付けで効果的なのが、「過去の自分」と比較すること。何らかの学習を続けている限り成長しますので、過去の自分と比較することで「過去にできなかったことが今はできる」といような成功体験を感じることができるのです。
それとは逆に、大抵は自分よりできる他人と比べがちですが、これは学習的にみて非常にナンセンスでしょう。
他人と比べることで自信を失い、学習のやる気を下げることになるでしょう。
ですので、自信を生み出すために常に過去との自分と比べ「達成体験」をするようにしてください。
今回は「英語初心者が上級者になるたった1つの要素」をお伝えしました。
そのたった一つの要素とは「精神力」であり、
その精神力を生むものが「知識」と「達成体験」です。
あなたがまだ英語学習に悩んでいるのでしたら、知識と達成体験を意識して学習を始めてください。