2017.07.17
トミーです。
英会話の中で、趣味や自分の好みについて話す際に、
「あまり好きではないけど、別に嫌いでも・・・」のような微妙な気持ちを英語で表したい時、どのように表現しますか?
おそらく、皆さんがよく使うのが”So so”ではないでしょうか。
『So so=まぁまぁ』という意味で覚えている方が多いですが、
実は、「どちらかというと嫌い(良くない)」
という若干ネガティブな意味を持つのです。
そこで今日は、微妙なニュアンスを伝えるのにピッタリの返答の仕方をご紹介します。
Do you like drinking? “お酒は好きですか”
と聞かれた際に、趣味というほど好きではないけど、嗜む程度で好きという場合は、
It’s OK.
と答えれば、まぁまぁ(割と好ましい)というニュアンスで表現できます。
ただし、OKはニュアンスによってはどちらとも捉えられるあいまいな表現でもあるので、使用する際には要注意です。
また、毎回OKだけの返答だけだと、もう少し細かい気持ちを伝えたい時には不十分なので、他の表現を紹介します。
好き嫌いを一概に言えない場合、butの逆接の意味を使う事によって、微妙なニュアンスを表現できます。
例えば、
Do you like karaoke? “カラオケは好きですか”
と聞かれた場合、
・I like it but I am not a big fan.
好きだけど、大好きってほどではないです。
・I don’t like it, but I sometimes join it socially.
嫌いだけど、付き合いでたまに行くよ。
・It’s not my favorite. But I kind of like it.
お気に入りってほどじゃないけど、好きな部類に入るかな。
・Not particularly, but not bad at all.
特別好きっていう訳ではないけど、結構いけるよ。
・I used to go there many times, but not so much these days.
以前は結構行ってたけど、最近はそんなに行かないなぁ。
このように、butを使う事によってどれくらい好きなのか(嫌いなのか)を表現する事ができます。
また、上記の文章の中でも使われている”not … so much” は、ストレートな表現を避ける為に、かなり頻繁に使われるので覚えておきましょう。
A: How was that movie? “あの映画どうだった?”
B: It’s not too bad. “そこまで悪くはなかったよ”
という様に、何か感想を求められた時などに「悪くはない」というマイナスな表現を否定する事によって、まぁまぁというニュアンスを表現できます。
むしろ、「悪い(良くない)」ことを否定している事から、逆に「割と好ましい」という感覚でもあります。
・It’s not my thing 趣味(得意)ではないです。
I don’t like ~. ほどストレートな言い方にならず、「個人的には好き(得意)じゃない」のようなニュアンスがあります。
基本的に否定文で使われることが多いです。
・Not my cup of tea 好みではないです。
世界中で親しまれている紅茶は、人によって好みがそれぞれ異なることから由来したフレーズです。
アメリカよりも紅茶を好むイギリスの方が一般的に使われるフレーズです。
こちらも否定文で使われることの方が多いです。
ストレートに好き嫌いを表現せず、微妙な気持ちを伝える時に便利なフレーズを紹介しました。
フレーズを覚えることも大事ですが、微妙な表現を伝えるためにはイントネーションやアクション、表情などもとても大事です。
しっかりと感情を持って気持ちを伝えてみましょう。