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2018.06.06

世界で活躍する落語家 柳家東三楼師匠、レッスン体験記

QQ Englishシーフロント校に留学後、先日、アメリカとカナダで”英語落語”のツアー公演を行われた落語家の柳家東三楼師匠。
世界を舞台に活躍する師匠に、日ごろ受講されているオンライン英会話体験記を寄稿していただきました!

日本の伝統芸能である落語を生業としている芸人がなぜこんなにも英語の学習に真剣に取り組む事になったのか、その最初のきっかけは1冊の本との出会いでした。

30歳半ばあたりから落語の他に演劇の活動も本格的に始め、その下地の勉強としてシェイクスピアの戯曲を学生以来10数年ぶりに読み始めました。

大学ではリア王を原文で読むゼミにいたのですが、少し古い英文は学生時代にもまして歯が立たずに、英文読解を中心に再び大学受験で使った学参を買い求め、暇な時の趣味として学習を始めることから少しずつ英語に対する距離を縮める予定でした。


しかし流れた時間は短くなく、思うように学習が進まない。新しくアラフォーが英語学習をするにはと模索している時に出会った本が藤岡頼光さんの著書「40歳を過ぎて英語を始めるなら、TOEICの勉強は捨てなさい。」でした。

頼光社長と同じ単語帳を使っていたこと、また私の友人がQQEのセブ留学をしてきたことも偶然として重なり、また忙しい私に友人がオンラインの存在を教えてくれた事が大きなきっかけとなり、早速オンラインでの授業を体験することにしました。

24時間いつでも授業がパソコンがあればどこでも受けられる。

忙しく、全国を飛び回っている私にはもって来いのように感じました。




始めた当初の目的はシェイクスピアの原文を読む事でした。

しかし授業は中学1年生レベルのQQBasicから始まりました。

テキストの内容を見るとわからないことは全くなく、正直このレベルからやるのは無駄じゃないかと思いました。


しかし、しかしでした。


QQEのセブの先生とのスカイプを使った授業は先生との1対1、しかも全ての授業は日本語は一切無し、全て英語で進められ、テキストの内容より先生の言っていることがまるっきり分からなかったのです。


これは正直ショックでした。

こんなにも自分は英語ができないのかと。

こりゃ、シェイクスピア云々の前に1から学び直す必要があると、ガツンと思い知らせられました。

それが2017年夏のことでした。

それ以来毎朝6時7時に起きて25分の授業を1コマ2コマと受けるようになりました。

実際に先生と英語で会話をしていると脳では理解しているはずの三単現のS、現在形過去形の使い分け、単数複数、冠詞の正確さなど全く喋ることができませんでした。

そして前置詞の持つ本来的なニュアンスも受験英語で知ったものよりもより柔軟で、毎日のオンラインの授業が新鮮で、日に日に英語学習に時間を割くようになってきました。



QQEの先生はどの先生も丁寧で生徒の意思を尊重してくれて、とてもフレンドリーです。

先生というより友達に近い。

学習というよりは世間話をしている感じなんですが、プログラム、テキストがしっかりしているので少しずつ先生のとの会話で聞く話すが文法的にもコレクトにできるようになってくのが日に日に感じられるようになりました。



そんな日のある時期、僕は一念発起して車の免許を新潟の合宿所で取ることにしました。

周りは18、19の学生さんばかりで人見知りも相まり、私は3週間孤独の中過ごしておりました。


しかし、私にはオンラインレッスンがありました。

教習所は1日に受けられる授業は決まってますから、暇な時間は沢山あります。


私は寂しさを紛らわすように毎日3コマ、レッスンを受けておりました。


これは救われました。

何しろヤンキーのみなさんに学科で囲まれ、実車では教官に絞られ(なぜかマニュアルで取っていました)、神経は極限まで擦り切れていました。



そんな中、毎日のオンラインでトピックカンバセーションを取り、先生に愚痴ばかり言ってました。

もちろん英語での愚痴ですが、その愚痴を全部先生が文法的にも発音的にも直してくれたので、今でも不平不満を正しい英語で言うことができます。

あんまり良い使い方とは思えませんが、11月の新潟の外は大雪でセブは常夏です。

わざとカメラの背景に雪景色を映してのオンライン授業は先生も楽しんでくれて、教習所の地獄と授業の楽しさのコントラストも重なって、忘れられない体験になりました。

日本に住んでいて日常的に英語を使うというのは非常に難しいです。

日本はほとんど日本人しかいませんし、他の外国の方のアジアンが多い。

しかも私達の世代の学校での英語学習は読解と文法重視で英語で会話を楽しむと言う方向性は皆無でした。



ですから本当にシェイクスピアを演劇的に理解するのであれば原典を読むよりは少しでも声に出すべきだったのに、読解に意識が言っていました。

まずは合ってようが間違っていようが先生の前で英語を定期的に話す。

これが英語学習には大事だと知りました。


まして40歳を超えた私には時間も記憶力も限界があります。

そのような制約の中でQQEのオンライン学習は私にはぴったりで、今でも空いた時間に続けています。

カランメソッドを二日酔いの朝6時にやるのも、段々と修行僧の朝のお勤めの趣も出てきて、何だか自分と言ういい加減な芸人生活をしている者にも自信を持たせてくれています。