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2023.11.20

タガログ語とは?便利なフレーズ15選を紹介!【フィリピン・マニラ】

フィリピノ語を代表するタガログ語は、フィリピンで最も多く話されている言語です。

タガログ語を話すことができる地域が多いため、旅行先で大いに役立つ言語となっています。

しかし、タガログ語について深く知っている方は少ないのではないでしょうか?

そこで本記事では、

・タガログ語とは
・タガログ語の特徴
・便利なフレーズ15選

について紹介します。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

タガログ語とは

タガログ語とは、フィリピンの2大言語に数えられる言語の1つです。フィリピン憲法に表記された正式なフィリピンの「国語」であり、タガログ語はその公用語になります。

スペイン語から派生した経緯を持つセブアノ語・ビサヤ語とは異なり、オーストロネシア・マレー言語(南島語族)から派生した言語です。

しかし、北側諸島と南側諸島の歴史的な繋がりによって、両言語にも似たような特徴が見られます。

タガログ語は、セブアノ語・ビサヤ語とは異なった言語ですが、それぞれの言語の借用語存在しています。両言語とも、スペイン語文化の影響を受けているため、共通した特徴を確認することができます。

例えば、時刻の読み方が共通しているなどです。

タガログ語には、アクセントの区別が存在しており、強弱の付け方によって意味が大きく異なる言葉があります。辞書には表記されていない場合が多く、タガログ語初心者が迷う点の1つとも言えるでしょう。

例:犬(a↑so) aにアクセントを置く

 :煙(aso↑)oにアクセントを置く

タガログ語の特徴

1つ目に挙げられる特徴は、タガログ語は「f」と「p」の発音が同じである事です。「f」の発音がほとんど存在しておらず、「p」として発音することが多いです。

英語の影響によって、「f」の発音をする習慣が生まれました。しかし、タガログ語を母語とする方が英語を話すと、「f」が「p」に聞こえるというがあるかもしれません。

2番目に挙げられる特徴は、接辞や冠詞を多用することによって、事柄を表す言語であるということです。

接辞によって、形容詞・副詞・代名詞・名詞・動詞・数詞を形成することができます。

例えば名詞に関わる接辞は、

・「pag」→動詞を名詞に変化させる

「Pag+pupunta(行く)」が合わさり「Pagpunta」で旅・アクセスを指します。

 

相手との関わりを表す場合は、

・「Mag」→動詞を「他と関わりのある意味」に変化させる

「Mag+pupunta」が組み合わさり、「Magpunta」で、そこに行く・そこに進む・そこに訪れるという表現

 

など、接辞によって表現の変化をすることが可能です。名詞に関連する接辞は20種類以上あり、タガログ語を特徴づける点になっています。

接辞を多用するため、「動詞」という感覚があまり存在しておらず、形容詞や副詞が動詞の役割を担っています。

 

3つ目は、目上の人に対しては「Po」を多用するという事です。文章の最後には「Po」を置くことで、敬意や謙虚さを表します。また、目上の方に対しては、1人称の表現が2人称に変化します。

フィリピンのどこで話されている?

タガログ語はフィリピンの北側の地域である、ルソン島地域にて最も話されています

フィリピンの最大都市であるマニラでは、最もタガログ語が普及しており、ほとんどの場面でタガログ語が用いられます。

フィリピンの公用語であるため、ルソン島地域以外でもタガログ語が通じる場合が多いです。そのため、フィリピン国内を旅行する際には、英語よりもタガログ語が使い勝手が良いかもしれません。

タガログ語話者の割合

純粋なタガログ語を話す人々は2800万人以上いると言われており、これは国民の4分の1がタガログ語のみを話すという計算になります。

しかし、英語やセブアノ語を用いる地域であってもタガログ語が公用語として存在しています。そのため、そのタガログ語話者の割合は国民の9割を超えると言っても過言ではありません。

国民のほとんどがタガログ語話者であると考えて良いでしょう。

タガログ語の立ち位置

フィリピンには様々な言語が存在していますが、公用語であるタガログ語は他の言語とは異なった立ち位置にいます。

マニラを始めとしたフィリピンの重要な場所で話されている言語であることから、「シティランゲージ」という特色が強く出ているためです。

例えば、セブアノ語を基本言語とする地域で、タガログ語を話す人が現れると、「都市部から来た人・公用で来た人」という扱いを受けます。ネガティブな印象は基本的にはありませんが、訛りのないタガログ語は出身地がばれるということがあるそうです。

日本でも同じようなものがあり、東京出身の人が地方で標準語を話すと「関東から来た人・東京から来た人」という質問をされるというような場合と似ています。

加えて、公的な場所や場面では「タガログ語を使うことが望ましい」とされています。これはフィリピンで定められた「国語」であることから、大切な場面では基本的にはタガログ語を用いるという風潮と習慣があるためです。

ビジネスで重要な人物に会う場合、要人がスピーチをする場合にはタガログ語と英語が用いられています。書類に関しても、タガログ語や英語で表記されます。

タガログ語のよく使うフレーズ

Mgandang umaga po

音:マガンダン ウマーガ ポ

訳:おはようございます!

挨拶はどこの国でも共通の物です。英語ではなく、彼らの言語であるタガログ語で「おはよう」を率先して言うことで、親近感が生まれます。語尾に「Po」を付けるだけで、どの場面でも使うことができるフォーマルな挨拶になります。

Mganda kaayo

音:マガンダ カアヨ

訳:綺麗だね!可愛いね!

フィリピンの女性は褒められるのが非常に好きです。「Mganda」は日本語で「美しい」に匹敵する言葉であり、女性の容姿を褒める際に多く使われます。

また、「Mganda」は使える用途が多く、物事の美しさ、新しい物に対して、状態の良さにも使うことができます。その際には語尾に「ng」を付けて「Magandang(マガンダン)+名詞」で表現することが可能ですので参考にしてみてください。

Tao po!

音:タオ↑―ポ―?

訳:誰かいますかー?

「Tao(タオ)」は「人」を表す言葉です。直訳すると、「ここに人がいますよ」というう意味になります。売店に立ち寄った際、新しい場所で人に出会う際に非常に多く使われます。

フィリピンでは出先で人がいないことが多いため、呼びかける際には便利なフレーズと言えるでしょう。

Sandali lang

音:サンダリーラン

訳:ちょっとまっててね

日常生活でよく使われる表現です。相手に少し待ってほしい際に、効果的に用いることができます。「サンダリーラン」を連続して発音すると、相手に「ちゃんと待ってほしい」という意図が伝わりやすくなります。語尾に「Po」を付けるだけで、謙虚な表現にすることも可能です。

語感と発音が簡単であるため、扱いやすい言葉の1つです。

Nasaan ka? 

音:ナ↑サアンカ?

訳:どこにいるの?

現地で暮らしているとほぼ毎日聞こえてくるフレーズです。基本的には、ある程度の間柄の人、家族、友達、恋人などに対して多く使われます。

個人的に、フィリピンの方は「Kumain naka?(ご飯食べる?食べた?)」と同じぐらいの頻度で、「どこにいるの?」ということを聞いてきます。答えを濁すとトラブルの原因になる可能性が高いため、適当な事を必ず言うのがマナーになっています。

Bakit?

音:バクィット?(トはテに近い発音)

訳:なんで?

会話の中で多用されるフレーズです。フィリピンの方は必ず、「なんで?」という事を聞いてきます。踏み込んでほしくない事にも「なんで?」と聞いてくるかもしれません。

「バクィット?」は簡単に話の内容を伸ばすことができる便利なフレーズでもあります。お喋りが好きな人も多いため、会話をもっと伸ばしたい場合に使うことができます。しかし、多用するとネガティブな印象を与えてしまう表現であるため、注意が必要です。

Tapos kana?

音:タポスカナ?

訳:終わったかな?もう終わった?

物事が終わったどうかを確認したい時によく使うフレーズです。フィリピンの方と遊びに出かけた際、彼らはマイペースであるため、支度や行動に時間がかかってしまうことがあります。そんな時に、「もう終わった?」と確認しながら、やんわりと急がせることができます。

加えて、自分から確認しないと物事が進まない場合があり、「タポスカナ?」と聞くことが重要な場面があるかもしれません。

Sige na

音:シゲナ

訳:大丈夫・大丈夫でしょ

セブアノ語と共通して多用される便利な表現です。日本語の「大丈夫」に近いニュアンスを含むため、使いやすい表現でもあります。

ビールを注いでもらった際に「もう大丈夫です!」と言いたい時、問題が無いことを伝えたい時、相手を許す際などに最も多く使われます。

「シゲシゲ」と2回繰り返すことで、ある程度のフレンドリーさを伝えることも可能です。

Magalis rako

音:マグアリスラ

訳:もう行くね!

特定の場面から去りたい・帰りたい時に使えるフレーズです。フィリピンでは自分から「帰ります」と伝えないと、なかなか話が終わらない場合があります。自分から伝える事は問題ではなく、しっかり伝えることが重要であるため、この表現は便利と言えます。

Anong tawag dito?

音:アノン タワッグ ディト?

訳:これなんて言うの?

タガログ語を学習している方には非常に便利なフレーズです。英語の「How do you say it?」に相当する言葉であり、フィリピンの方にタガログ語を教えてもらえるきっかけになる表現になります。

タガログ語で特定の事を言いたい際、表現を忘れてしまった時、タガログ語の綴りが分からない時に率先して使うことができます。

Ibalik mo sa akin yan

音:イバリック モサ アキン ヤン

訳:それ返してよ

文化圏の違いから、貸したものを返してくれないことがあるかもしれません。自分から「返してほしい」という意図を伝えなければいけない場面に遭遇することがあります。そんな時にはこのフレーズが大いに役立ちます。

語尾に「ヤン」と付けることで、表現を柔らかくすることが可能であり、優しく相手に伝えることができます。

Saan mo inilagay?

音:サアン モ イニラガイ?

訳:どこに置いたの?どこにやったの?

特定の物を探している時に使える便利なフレーズです。オフィスにて探している物がある時、相手に貸した物を確認したい際、相手がちゃんと物をしまったのか確認したい時になどに使うことができます。

Kaya mo yan!

音:カヤ モヤン!

訳:(相手に対して)できるよ!あなたならできる!

相手を励ますときに使えるフレーズです。「カヤ」は英語で「Can」に近いニュアンスを持った単語であり、状況に応じて様々な使い方をすることができます。

相手が何かに対して不安を感じているときに、とっさにこのフレーズを使うことができたら、相手との距離がグッと縮まるでしょう。

Para sa yo to

音:パラサ ヨト

訳:これをあなたにあげます・あなたのために

贈り物を渡したいとき、特定の事柄を相手のために行ったときに使える謙虚なフレーズです。「パラ」は日本語の「ために」に匹敵する言葉で、「sa yo (あなたに)」と組み合わせることで、「あなたのために」と表現することができます。

Pewede ba tayong  mag-usap?

音:プウェデ バ タヨング マグウサップ?

訳:話せるかな?今話せる?

相手と話をしたいときに使えるフレーズです。気になる相手と会話をしたい時や、ビジネスの場面などにも幅広く使うことができます。

このフレーズを言う前に、「Excuse me po」という表現を置くことで、より礼儀正しくすることが可能です。

タガログ語のまとめ

タガログ語はフィリピンの国語として認知されており、国内でのタガログ話者は9割以上のメジャーな言語です

英語よりも親しまれている言語であるため、旅行先でタガログ語のフレーズを使うと、現地の人達が親切になりやすくなります。