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留学全般

メルボルン大学とは?難易度・入学条件・学費・留学方法を徹底解説

University of Melbourne| メルボルン大学とは?難易度・入学条件・学費・留学方法を徹底解説

「東京大学(世界36位)より上のランキングに、アメリカ留学より低い学費で通える」

そんな留学の選択肢として、日本人留学生の間で急速に注目が高まっているのがメルボルン大学(University of Melbourne)です。

QS世界大学ランキング2026で世界19位・オーストラリア国内トップという評価を受けており、国際的なキャリアを目指す方にとって「世界に通用する学位」を取得できる数少ない選択肢のひとつです。

この記事では、メルボルン大学の基本情報からランキング・独自の教育体系「メルボルンモデル」・学費・英語スコア・出願の流れまで、留学検討に必要な情報をひとつにまとめました。

日本の高校からの進学ルートも合わせて解説します。

メルボルン大学の基本情報

所在地・キャンパスとメルボルンという環境

メルボルン大学はオーストラリア・ビクトリア州の州都メルボルン市内に位置し、市の中心部からトラムで約10分のパークビル地区にメインキャンパスが広がっています。

気候は変わりやすく「1日で4つの季節を体験できる」と表現されるほどですが、冬でも13〜15℃程度と過ごしやすいのが特徴です。

安全・交通・生活環境のどれをとっても水準が高く、初めて海外生活を経験する日本人留学生にとっても安心して留学できる都市です。

メルボルンは「世界で最も住みやすい都市」ランキングで常に上位に位置するコスモポリタン都市で、食・アート・スポーツ文化が充実しています。

歴史と設立背景

1853年に創設され、オーストラリアで2番目に古い大学です。

芸術・医学・法学・音楽の学位授与を目的として設立され、1855年に正式開校。

以来170年以上にわたりオーストラリアの学術・文化・政治をリードしてきました。

現在はシドニー大学と並ぶ「Group of Eight(G8)」の中核校として、国内最高水準の研究予算と教育環境を誇ります。

ノーベル賞受賞者9名が教育・研究・在籍した経歴を持ち、オーストラリア国内の大学では最多の実績を誇ります。

学生数・留学生数・人種構成

項目データ
総学生数約50,000人
留学生数約13,000人以上
出身国数150カ国以上
学部数10学部
提供奨学金数1,200以上

世界大学ランキングと難易度

THE・QS・ARWUランキングでの評価

ランキングは年度により変動するため、下記は目安として参照してください。

ランキング機関世界順位(目安)備考
QS世界大学ランキング(2026)13〜19位前後東大(36位)・京大(57位)を上回る
THE世界大学ランキング(2026)33〜40位前後
US News 世界大学ランキング27位前後
ARWU 世界学術ランキング40〜50位前後
QS オーストラリア国内順位1位シドニー大学と拮抗

合格率の実態

項目データ
全体合格率(推定)約70〜80%
競争率の高い専攻医学・バイオメディシン・コンピュータサイエンス・法学
選考基準学業成績(GPA)・英語スコアが主軸
面接原則なし(MBA等を除く)

書類審査が中心のオーストラリアでは、出願資格(高い評定平均と英語スコア)を事前にクリアした層の合格率は高めに出る傾向があります。

しかし、基準自体が非常に高いため、実質的な門戸は狭いです。

日本の大学と比較した難易度の目安

項目内容
日本での難易度イメージ東大・京大を上回るランキング水準
評価方式学業成績+英語スコアが主軸(推薦状・エッセイは原則不要)
日本の入試との最大の違い統一入試なし・成績と英語力で判定

メルボルンモデルとは?独自の教育体系

学部で「広く」・大学院で「深く」の2段階構造

メルボルン大学には「メルボルンモデル」と呼ばれる独自の画期的なカリキュラムが導入されています。

学部段階では専攻の基礎知識を広く学びながら、「Breadth」と呼ばれる専攻外の教養科目を必修として履修します。

その後、大学院で専門分野を深めるという2段階構造が特徴です。

この仕組みにより、例えば医学を目指す学生も学部では理系の幅広い基礎知識を習得し、医学大学院で専門を深めます。

日本の大学入学時に専門分野をほぼ確定するスタイルとは大きく異なり、「入学後に進路を考える余地がある」点が日本人留学生に人気の理由のひとつです。

ただし、大学院進学までを見据えた長期的な資金・キャリア計画が必要になります。

学部課程のプログラム(3年制)

学部名主な専攻例
文学部心理学・哲学・国際関係・歴史・言語学
理学部生物学・化学・物理・数学・コンピュータサイエンス
商学部経営学・会計・ファイナンス・マーケティング
工学部電気工学・土木工学・機械工学
バイオメディシン医学進学準備・生命科学・健康科学
環境学部建築・都市計画・景観設計

大学院課程・人気専攻(MBA・医学・法学ほか)

大学院・スクール名特徴
メルボルン・ビジネススクール(MBA)Financial Times MBA世界トップ50・豪州No.1
医学部大学院(MD)GAMSAT選考・豪州最高峰の医師育成
メルボルン・ロースクールアジア太平洋地域の国際法・人権法・知財法
工学・IT大学院AI・データサイエンス・サイバーセキュリティ
教育学大学院QS教育学分野 世界トップ10

学費・生活費・奨学金

学部課程の年間学費(2025-26年度・留学生)

専攻分野年間学費(AUD)目安日本円換算(参考)
文系・商学系AUD 35,000〜44,000約350〜440万円
理工系・工学系AUD 44,000〜56,000約440〜560万円
バイオメディシン・医学系AUD 56,000〜75,000約560〜750万円
総額(学費+生活費)目安AUD 60,000〜85,000約600〜850万円

※日本円換算は1AUD=100円の参考値です。

大学院課程の年間学費(2025-26年度・留学生)

プログラム年間学費(AUD)目安
一般大学院(文理・工学系)AUD 44,000〜56,000前後
MBA(Master of Management含む)AUD 80,000〜120,000前後
医学大学院(MD)AUD 80,000〜90,000前後
博士課程(PhD)AUD 0〜35,000前後(奨学金あり)

奨学金制度と留学生への適用

奨学金名内容
Melbourne International Undergraduate Scholarship授業料の25〜100%を給付・成績優秀者向け
Graduate Research Scholarship博士課程の学費全額免除+年間生活手当
Vice-Chancellor’s Graduate Research Scholarship最上位の研究者向け・学費全額+生活費
Melbourne School of Business ScholarshipGMAT高得点者向けMBA授業料減免

メルボルン大学は留学生向けに1,200以上の奨学金を提供しており、学費全額免除から生活手当まで幅広い支援が充実しています。

必要な英語力(IELTS・TOEFL)

学部課程に必要なスコア

試験最低スコア目安備考
IELTS6.5以上各セクション6.0以上(サブスコア要件あり)
TOEFL iBT90点以上
PTE Academic58点以上

大学院課程に必要なスコア

試験最低スコア目安備考
IELTS6.5〜7.0以上専攻により異なる・各セクション6.5以上
TOEFL iBT90〜100点以上専攻により異なる
PTE Academic65点以上専攻により異なる

入学条件・日本人留学生の進学ルート

直接入学の条件

日本の高校卒業資格は原則としてメルボルン大学への直接入学要件を満たしません。

以下の場合に直接出願が可能です。

条件詳細
IBディプロマ取得者スコア28点以上(専攻により異なる)
日本の大学1年修了者一般教養課程修了後に直接出願可能
大学院出願日本の4年制大学卒業後に直接出願可能

Trinity Collegeファウンデーションプログラム経由のルート(最もポピュラー)

日本の高校を卒業した人がメルボルン大学へ進学する最も一般的な方法が、大学に併設されているTrinity Collegeのファウンデーションプログラムです。

ステップ内容
1. Trinity College入学IELTS 6.0以上(英語力により英語コース先行も可)
2. ファウンデーションプログラム修了約1年間・費用AUD 44,540〜(成績が選考基準)※費用はコースや年度により異なります。
3. メルボルン大学1年次入学合計4年で学士号取得

日本の大学経由での編入ルート

日本の大学で1年以上学んだ後にメルボルン大学へ編入するルートも存在します。

大学院進学を最終目標とする場合は、日本の4年制大学卒業後に直接大学院へ出願するルートが最もシンプルです。

メルボルンモデルの特性上、大学院での専門深化を前提とした設計になっているため、大学院出願者にとっては日本の学部卒業資格が強みになります。

出願から入学までの流れ

出願スケジュールと締め切り(2月・7月入学)

入学時期出願締め切り目安合否通知
Semester 1(2月入学)前年11月30日頃出願後数週間以内
Semester 2(7月入学)5月31日頃出願後数週間以内

競争率の高いバイオメディシン・コンピュータサイエンス・MBAは早期締め切りが設定されているため、公式サイトで必ず確認してください。

また奨学金審査も早期出願者が優先されます。

選考プロセスのステップ

  1. 公式出願ポータルからオンライン出願
  2. 出願料の支払い(AUD 150)
  3. 学業成績証明書・卒業証明書の提出
  4. 英語スコア(IELTS・TOEFL・PTE)の提出
  5. 財政能力証明書の提出(留学生必須)
  6. 合否通知の受領(数週間以内)
  7. 学生ビザ(Subclass 500)の申請(AUD 2,000)
  8. 入学手続き完了

著名な卒業生とメルボルン大学のブランド力

政治・科学・文化分野の著名人

分野著名な卒業生・関係者の例
政治・行政歴代オーストラリア首相4名(ロバート・メンジーズ、ハロルド・ホルト、ジュリア・ギラードほか)・総督5名
科学・医学エリザベス・ブラックバーン(2009年ノーベル生理学・医学賞)、ジョン・ハーサニー(ノーベル経済学賞)
文学・文化ピーター・シンガー(世界的倫理学者)、クライヴ・ジェームズ(作家・批評家)
スポーツ複数のオリンピックメダリストを輩出

ノーベル賞受賞者9名とオーストラリアNo.1の実績

メルボルン大学の卒業生・教員・研究者によるノーベル賞受賞者数は9名にのぼり、オーストラリア国内の大学では最多の実績を誇ります。

この圧倒的な研究実績が世界大学ランキングでの高評価を支えています。 

まとめ

メルボルン大学はQS世界13〜19位・オーストラリアNo.1という圧倒的なランキングを誇りながら、アメリカ私立名門校の約半額以下の学費(年間AUD 35,000〜75,000)で世界トップクラスの教育を受けられる稀有な選択肢です。

さらに「メルボルンモデル」という学部で広く・大学院で深くという独自の2段階教育が、キャリアの選択肢を広げる柔軟性として日本人留学生に高く評価されています。

進学への第一関門はIELTSスコアです。

Trinity College経由なら6.0、大学本科への直接進学なら6.5(各セクション6.0以上)

まずこのスコアを手にすることが、メルボルン大学への扉を開く最初の一手です。

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