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2024.09.18

カナダワーホリの人気の仕事と探し方のコツを紹介します

カナダワーホリの人気の仕事と探し方のコツを紹介します

皆さんはワーホリの仕事と聞いて何を思い浮かべますか?

実際にカナダでワーホリをしている人はどんな仕事をしているのでしょうか?

この記事では実際に約2年間カナダのトロントでワーホリをしている筆者が感じたカナダワーホリの仕事探しの現実と人気の仕事を5つ紹介します。

最後には仕事探しに役立つコツをいくつか紹介します。

QQEnglish編集部
執筆者

QQEnglish編集部

フィリピン・セブ島留学をはじめ、世界各国への留学、ワーホリ情報など英語学習をしている方へ役立つ情報を発信しています。

斉藤淳
監修者

斉藤淳

フィリピン留学協会会長

2014年からフィリピン・セブ島留学に関わる。セブ島の学校を中心に50校以上訪問しつつ、留学生に学校の選び方や現地の情報を発信しています。

※筆者について
2022年12月にカナダのトロントにワーホリビザで渡航。現在はROワーホリの制度を使い2年目のワーホリ中。現地のホステルでフロントデスクとして働きながら、オンライン英会話講師、ライターとしても活動中。

カナダワーホリの仕事探し

カナダの仕事の基本情報

ワーホリビザを持っている人は1年間の就労が認められています。

政府関連の仕事、違法な仕事(マッサージ)以外であればどんな仕事でも就くことが出来ます。

最低賃金はトロントのあるオンタリオ州の場合、1時間$16.55(1,770円)です。バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州の場合は1時間$17.40(1,860円)です。

東京の最低賃金が1時間1,113円なので日本の賃金と比べるとかなり高いことがわかります。(2024年8月現在)

仕事探しの難しさ

カナダの仕事探しは年々厳しくなってきています。理由は主に2つあります。

1つ目は日本人を含め移民がたくさんいるからです。カナダ、特にトロントは超移民国家と言われるように様々な国の人が生活しています。移民の数が多くなると、人口も増えて仕事に対する競争率が高くなります。

アルバイトのような業務形態であっても仕事を見つけるのが大変なので、希望の職に就けないケースは想定しておいた方が良いかもしれません。

2つ目は、日本と違ってアルバイトでも経験が重視されることです。日本であればレストランやカフェ、コンビニなどの仕事であれば未経験であっても比較的簡単にアルバイトを見つけることが出来ます。

しかしカナダではどんな職場でも経験が重要視されるので、特定の分野での経験が無い人は仕事探しに苦労するかもしれません。逆に言うとみんなが持っていないような特定のスキルを持っていれば、簡単に仕事が見つかる可能性があります。

カナダワーホリの仕事探しの方法

ワーホリの仕事探しの方法は主に3つあります。

オンラインのサイトを使って探す

1つ目はIndeed、 Facebook Marketplace、 日本人コミュニティサイトなどのオンラインのサイトを使って応募する方法です。

こちらの方法は自宅にいながら簡単に応募できるので、とても楽ですが応募者がかなり多い場合がほとんどなので返事をもらえる確率は低いです。

履歴書を配り歩きながら探す

2つ目はResume(履歴書)を配り歩いて応募する方法です。レジュメドロップとも呼ばれます。履歴書を何枚も印刷して、自分の働きたいと思った店にひたすら履歴書を渡して行きます。

時間と労力が掛かるので効率的ではありませんが、思いがけないところでポジションの空きがあり仕事が見つかることがあります。

また、その場で面接になり即日で採用されることもあるのでスピード採用も夢ではありません。

知り合いの紹介から探す

3つ目は、友達や知り合いの紹介で仕事をゲットする方法です。時に仕事探しにおいて友達や知り合いの力を借りることも大切です。

実際に筆者の働いているホステルでは、宿泊時にスタッフと仲良くなりその流れでスタッフとして採用される人がたくさんいます。

ワーホリの最初の滞在場所としてホステルを選んだり、Meet Up(言語交流会)に参加することで友達を増やすことができれば仕事探しに役立つかもしれません。

カナダワーホリで人気の仕事5選

筆者の独断になりますが、ここではカナダのワーホリで日本人に人気の仕事を5つ紹介します。

ジャパレス

まずは日本食レストランや居酒屋です。これらはジャパニーズレストランを短くしてジャパレスと言われることが多くあります。

日本食レストランで働くメリットは、

  • 日本人が多く働いているので採用されやすい
  • 日本人の友達がたくさんできる
  • 日本食の賄いを食べることができる
  • 英語力が低くても採用されやすい

です。

反対にデメリットは、

  • 同僚が日本人ばかりだと英語力が向上しない
  • 日本にいる時と同じような感覚になる

です。

英語に自信が無い、とりあえず友達が欲しいという人はジャパレスで働くと良いと思います。しかし、お客さんと少し英語で会話するだけでは英語は簡単に伸びません。

筆者の経験上、英語を話す同僚と長い時間をかけて関係を築くことで英語力は伸びていくと思います。英語力を本気で伸ばしたい人はジャパレス以外をオススメします。

ローカルのバーやレストラン

採用のハードルが高いのであまり多くの日本人を見ることはありませんが、ローカルのバーやレストランでサーバーとして働くことは日本人にとても人気です。

バーやレストランで働くことのメリットはチップが貰えることです。カナダにはチップ文化があるので、バーやレストランで働くと必ずと

いって良いほどチップがもらえます。

月に数万円以上貰えることがほとんどなのでお金をガッツリ稼ぎたい人にはピッタリです。また、ローカルのお店にはネイティブスピーカーがたくさん働いています。

忙しい環境の中で英語で同僚とコミュニケーションを取ることで英語力の向上が大いに期待できます。

トロントのあるオンタリオ州の場合、お酒を提供するバーやレストランで働く場合には「Smart Serve」という資格を取る必要があります。キッチンやアシスタントであればそこまで高い英語力が求められるわけでは無いので英語力が心配でも挑戦してみる価値はあります。

ローカルカフェ

カフェで働く日本人もたくさんいます。チェーンのカフェよりもローカルのカフェで働いている人が多い印象です。

カフェで働くメリットは、ネイティブの同僚とコミュニケーションを取ることで英語力が向上すること、時間帯が早めなので規則正しい生活が出来ることです。

また、バリスタとして働くことができれば次の仕事探しに有利になります。

ホステル

ホステルとは相部屋が基本の安い宿泊施設の事です。筆者の住んでいるトロントには多くのホステルがある訳ではありませんが、カナダ全体で見ると日本より多くのホステルがあります。

ホステルはホテルとは違って敷居が低い上に、日本人に限らずワーホリで人気の仕事なので日本人にも働くチャンスがあります。

ホステルで働くメリットは、様々な国の人と関わることができること、英語力の向上が期待できること、社員寮(スタッフアコモデーション)がある場合は家賃を抑えられることが挙げられます。

筆者も実際にスタッフアコモデーションに数ヶ月住んでおり、浮いたお金を貯金することが出来ました。旅行が好き、宿泊施設で働いてみたいという人にはピッタリの仕事です。

スキルを活かした仕事

スキルを活かした仕事とは美容師、トリマー、ネイリスト、古着のバイヤー、建設など経験を持っている事が必要な場合が多い職種です。

日本で特定の分野で経験がある場合は、そのまま同じような仕事をすることができる可能性があります。

スキルを活かした仕事の場合、同僚はネイティブスピーカーが多いので英語力を伸ばすことが出来ます。また、自分のスキルを証明することができれば比較的簡単に仕事が見つかります。

実際に英語はほとんど話せないけど経験がある事を伝えたら、すぐにトリマーの仕事が見つかったという友達がいました。異国の地で自分のスキルと英語力を磨くことができるので一石二鳥です。

カナダで仕事をゲットするためのコツ

ここではカナダのワーホリで仕事を見つけるために使えるコツを紹介します。

日本から応募

語学学校に行く予定がない場合は日本にいる間に仕事探しを始めましょう。

メールで仕事の空き状況について問い合わせる、求人サイトから応募する、Resumeを完成させて印刷するなど日本にいる間にもできることは沢山あります

筆者は渡航してからのお金が十分に無かったので、日本にいる間に本気で仕事探しをしてから渡航しました。

具体的には興味のあったホステル数件に直接メールで問い合わせ、その中から返事の返ってきたホステルで面接の予定を取り決めてから渡航しました。比較的スムーズに仕事を始めることが出来たので、日本でしっかり準備をしておいて良かったと思っています。

英語力

英語力をできる限り高めておく事は仕事探しにおいてとても大切です。同じスキルや経験を持っている人とひとつのポジションを取り合う場合、英語力があった方が圧倒的に採用される確率が高くなります

日本にいる間にオンライン英会話などを使って英語に慣れておく事である程度の自信を持って仕事探しをすることが出来ます。

ワーホリビザは一生に一度しか使えない1年間の就業が許可される貴重なビザです。

あくまで筆者の意見ですが、語学学校に行く場合は学生ビザや観光ビザを利用する方が良いと思います。英語が一定のレベルに達してから、ワーホリビザで1年間丸々働くことでワーホリビザを最大限活用することが出来ます。

ビザの期間

ワーホリの仕事探しにおいて、ビザの残り期間を重視する会社やお店はたくさんあります。すぐにやめる人を採用したくないのは当たり前のことです。

ビザが半年以下になってしまった場合は仕事探しがより大変になります。そんな時は、延長の方法を模索していることを先方に伝えることで採用に繋がるかもしれません。

延長する場合はヤングプロフェッショナル、ROワーホリ、LMIAなど様々な方法があるので調べてみてください。中には企業のスポンサーが必要な場合がありますが、延長の希望を伝えることでビザのサポートに繋がるかもしれません。

渡航の時期

日本だと3月にアルバイトの入れ替わりが激しいように、カナダにも仕事探しがしやすい時期があります。

それは、夏前(4月から6月)と冬前(9月から11月)です。

特に夏は観光のハイシーズンなので夏前には多くの人を採用する傾向にあります。これらを参考に渡航時期を設定することで仕事探しが楽になるかもしれません。

筆者がオススメするカナダの渡航時期は10月から12月です。理由はカナダの厳しい冬を先に経験しておき、生活の基盤を整えることで最高の夏を過ごすことができるからです。

また10月から12月は冬前の時期でもあるので、比較的仕事が見つかりやすいです。

タイミングと運

仕事探しで一番大切なのはタイミングと運です。どれだけ求人が活発なシーズンでもタイミングが合わないとなかなか採用されません。仕事が見つからないからといって落ち込む必要はありません。

絶好のタイミングを逃さないためには「なるべく多くの行動を起こす、思い立ったら行動する」ことが大切です。

レジュメドロップをしている場合はとにかく多くの店舗を回る、渡航の前から準備を始めるなど出来ることを最大限に行って好機を待ちましょう。

カナダワーホリの仕事探しのまとめ

今回の記事をまとめると以下のようになります。

  • カナダワーホリで人気の仕事はジャパレス、ローカルバー/レストラン、ローカルカフェ、ホステル、スキルを活かした仕事
  • 自分の英語力やワーホリの目的に合わせて仕事を選ぶと良い
  • カナダの仕事探しは大変だが、渡航前から英語や履歴書などの準備をすれば大丈夫
  • 仕事探しの方法はオンライン、レジュメドロップ、友達の紹介がある
  • 仕事探しがしやすい時期を狙って渡航すると良い

自分にピッタリの仕事を見つけて、素敵なワーホリライフを送ってください!

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