「ニッポン新事業創出大賞」グローバル部門 特別賞を受賞しました

QQEnglishが「第21回ニッポン新事業創出大賞」のグローバル部門で、特別賞を受賞しました。
なんと、なんと、最優秀賞は経済産業大臣賞も設けられている価値のある賞です。
主催は、全国のニュービジネス協議会が集まる公益社団法人日本ニュービジネス協議会連合会です。海外事業の成長や独自性、人材育成などが審査され、私たちがいただいた特別賞は同連合会の会長賞でした。
今回の審査のテーマは「レガシィ産業のイノベーションで世界に挑戦する中小企業たち」でした。

これまで築いてきたものを、次の時代へどうつないでいくか。私はこの言葉を聞いて、フィリピンのセブ島でQQEnglishを始めた時を思い出しました。
私は、英語教育の専門家としてフィリピンに来たわけではありません。東京でQQ便というバイク便を経営していた、バイク好きの社長だったのです。
英語を学び始めた理由も、イタリアのバイクメーカーの社長と、自分の言葉で話したかったからです。
40歳から英語を勉強し、2005年にセブ島へ行きました。英語が話せるようになると、会える人が変わり、行ける場所が変わりました。
それまで、自分の人生はバイクで始まり、バイクで終わると思っていましたが、英語は、その先にまだ道があることを教えてくれたのです。
同じ経験を一人でも多くの人に届けたい。2009年、7名の先生とQQEnglishを始めました。
創業当時、フィリピン人の先生から英語を学ぶことも、オンラインで英語を学ぶことも、セブ島に留学することも、簡単には理解してもらえませんでした。
投資家からも見向きもされず、留学エージェントさんに企画書を持っていったら投げられてしまったこともありました。
しかし、海外で起業するにあたって、一つ決めていたことがあったのです。たとえ、時間がかかってもメイドインJAPANの方式で品質の良いものを作りたいということです。
立地の良い場所に学校を作り、先生を全員正社員として迎え、会社が責任を持って育てる方式です。

社宅を作り、しっかりトレーニングをする。行事やイベントを大切にし、一緒に働く仲間としての関係を育てる。授業で困ったことがあれば相談し、うまくいった教え方は共有する。チームで仕事をし、現場で改革と改善を続けていく。
これは、戦後の日本が急成長した時代の、昔ながらの経営方針です。私にとっては、バイク便でも大切にしてきた、ごく自然な方法でした。
もちろん、時間もお金もかかります。レッスンが少ない日にも給与を払い、校舎や社宅を維持し、研修を続ける。「なぜ全員を正社員にするのか」と何度も聞かれました。
しかし、英語で人生が変わった私には、生徒さんに「レッスンを受けた」だけで終わってほしくなかったのです。
自分の言葉で誰かと話せるようになってほしい。そのためには、先生が安心して働き、教える力を磨き続けられる学校が必要だと思ったのです。
7名だった先生は、今では3,500名以上になりました。毎日3万回のレッスンを行い、累計では5,000万回を超えています。その数字を作ったのは、一回一回の授業と、それを支える先生やスタッフの仕事です。
2025年には、フィリピンで「People’s Choice Excellence Awards」と「Golden Globe Annual Awards」の二つの賞をいただきました。

そして今回は、日本でグローバル部門の特別賞をいただきました。17年間、フィリピンの仲間と続けてきた仕事が認められたことを、とても嬉しく思っています。
私がやりたいのは、日本が持っていた、人を育てる力。品質を作る力。現場を改善する力。チームで仕事をする力。そこに、AIといった、今のテクノロジーを掛け合わせることです。
昔の日本の強さと、今のテクノロジー。この二つを組み合わせたら、もう一度、世界で大きな会社を作れるのではないか。私は、それをQQEnglishで証明してみたいと思っています。
MBAで習う効率的なビジネスモデルを追うより、私は、人を育てることに時間もお金もかけたい。日本が昔持っていた強さを、フィリピンの優秀な人材と組み合わせ、最新のテクノロジーを使って、世界で戦う会社を作りたいのです。
受け継いできた経営を、新しい挑戦に生かす。そして、次の世代がさらに挑戦できる会社を残す。それが、私にとってのレガシィです。
61歳になりましたが、私はまだ全然、完成したと思っていません。むしろ、これからが一番面白いと思っています。
今でも、バイクでツーリングをするのが大好きです。私にとってビジネスも、峠道を走る感覚に似ています。直線では思い切りアクセルを開け、コーナーではしっかりブレーキをかける。そして曲がり終えたら、また加速する。
次のコーナーの先に、どんな景色があるのか。そう思うとワクワクします。まだ見えない頂上を目指して、これからも走ってみたいのです。私のツーリングは、まだ終わりません。
今回の賞は、先生たち、学校を支えるスタッフ、そしてQQEnglishで学んでくださった皆さんと一緒にいただいたものです。本当にありがとうございます。
この素晴らしい賞を励みに、日本とセブ島から、世界に挑戦していきます。


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