2023.06.20
大人への階段を上り始める中学生時代。
小学校の頃は興味なかったことにもいろいろ興味を持ち始めます。
「英語」、「海外」、「留学」。
これらのキーワードにも関心を示す中学生もいます。
一方で、「子供が興味を持った留学を経験させてあげたい」「グローバル化する社会で活躍できるように子供に留学を経験させたい」、「中学生で留学に行く必要あるの?」など保護者の方の考えはさまざまです。
この記事では中学生ができる留学方法や中学生が留学するメリットやデメリット、おすすめの国などをご紹介します。
中学生、小学生のお子様を持つ保護者の皆さまは是非ご覧ください。
中学生ができる留学方法は主に下の3つです。
・現地の公立中学校に通う
・学校の海外研修プログラムを活用する
・語学学校に通う
中学生が留学する方法の1つ目が現地の公立中学校に通うことです。日本の中学校に通うイメージと同様で、現地の公立中学校に入学します。
現地の子供たちと長期間過ごせるのがメリットです。
他の生徒とのコミュニケーションを通じて英語を学べたり、日本とは異なる文化や価値観に触れたりすることができます。
自分で中学校を探さなければならない、長期間の滞在が前提であることなどがデメリットとして挙げられます。
2つ目の方法は国内の中学校の海外研修プログラムを活用することです。
春休みや夏休みといった長期休暇を利用した数週間から1ヶ月程度の海外研修プログラムがあります。(期間や場所は学校によりさまざまです。)
長期休暇を活用できるため日本の中学校生活に支障がないことや、学校行事の一環なので安全が確保されているなどのメリットがあります。
■海外研修プログラムの事例:立命館中学校
滋賀県の私立校である立命館中学校は3ヵ国6コースから研修先を選ぶことができます。
渡航できる国は以下の3ヵ国。2週間のショートコースと3学期を利用した約2ヶ月のロングコースが用意されています。
・カナダ・バンクーバー
・オーストラリア・ブリスベン
・ニュージーランド・オークランド
英語の授業や現地の学校の授業に参加したり、ホームステイをしたりさまざまな経験をすることができます。
3つ目の方法は語学学校に通うことです。語学留学とはその名の通り、語学(主に英語)を学ぶことを目的とした留学です。
語学留学のメリットは、英語が話せなくても留学に参加できることです。
初心者向けのカリキュラムがある語学学校や学生寮や食堂が併設されている語学学校もあるため、海外に行ったことがないお子様でも安心して留学することができます。
「中学生のうちから留学する必要なんてあるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
中学生で留学を経験する人はあまり多くないため、周りの生徒と差をつける貴重な経験といえます。
中学生が留学に参加する3つのメリットをご紹介します。
引用:「グローバル人材育成と留学の長期的なインパクトに関する調査報告書」
こちらは明治大学の教授が発表した「グローバル人材育成と留学の長期的なインパクトに関する調査報告書」です。
高校時代に留学をした学生の62.1%、大学時代に留学した学生の52.3%は現在の仕事で英語を「かなり使っている」もしくは「多少使っている」と回答しています。
一方で留学をせずに大学を卒業した学生の場合、現在の仕事で英語を「かなり使っている」もしくは「多少使っている」と回答したのは8.4%しかいません。
この調査では中学生時代の留学がキャリアに与える影響については把握することはできませんが、参考になる結果です。
中学生〜大学生時代の若い頃の経験はその後のキャリアに大きく影響することがわかります。
人間の脳のうちコミュニケーション力、社会性、理性を司る前頭葉は10代で発達のピークを迎えると言われています。
脳の発達がピークを迎える10代の時期に、子供たちはあらゆることを吸収します。その吸収のスピードやは大人よりも早いです。
その一例として言語の習得における臨界期説というものをご紹介します。
引用:幻冬社GOLD ONLINE「英語学習を始めるのに「最適な年齢」はあるのか…研究結果は?」
こちらは神経学者のジャクリーン・S・ジョンソンとエリッサ・L・ニューポートにより1989年に行われた「英語習熟度と学習開始年齢の関係」についての実験グラフです。
彼らは中国語や韓国語を母国語とする人が渡米した年齢と英語力の習得度合いの関係をまとめました。
3〜7歳までに渡米していた人は英語ネイティブと同程度の英語力を持っていましたが、渡米の年齢が遅くなるにつれて英語力が低くなります。
「大人になってから英語学習を始めても話せるようにはならない」という訳ではありませんが、小さい頃から英語学習を始めると高い英語力が身につきやすいと言えるでしょう。
日本での生活ではあらゆることを家族が助けてくれます。
料理、洗濯、掃除などの家事はもちろん、困った時に助けてくれる人が周りにいます。海外での生活は日本と異なり、さまざまなことを自分でしなければなりません。
留学期間で親元を離れて生活することで自立心を養うことができるでしょう。
中学生の留学はメリットだけではありません。
デメリットを3つご紹介します。
留学をすると学費、航空券費用、海外旅行保険費用など日本で滞在する場合には必要のない費用がかかってしまいます。
アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアといった日本よりも物価の高いエリアで留学をする場合は家賃や食費などの滞在費も日本より高くなります。
中学生のお子様を一人で海外に渡航させるとなると、保護者の方は不安で仕方ありません。
年齢が若いために、保護者が心配してしまうのはデメリットの一つです。親子留学や学校の研修プログラムを活用することで、このデメリットは解消することができます。
留学に行くお子様、送り出す保護者の方が不安を感じないためにも、留学先として治安の良い国を選ぶことも重要です。
全て英語で受ける授業、慣れない食事や買い物など、海外での生活は日本の生活に比べてストレスがかかる場面が多くあります。
ストレスが原因で体調を崩したり、海外での生活が嫌いになったりといったことに繋がる可能性があります。
中学生の海外留学の方法にあわせておすすめの国を3つご紹介します。
・現地の中学校に通う:イギリス
・学校の海外研修:ニュージーランド
・語学留学:フィリピン
英語発祥の国、イギリスでの留学は以下のメリットがあります。
・本場の英語を味わえる
・観光地スポットが多い
・公立中学校の授業料は不要
イギリスは英語発祥の国ですので、本場の英語を学ぶことができます。
観光地も豊富にあり、周辺国にも簡単に行けるため、休日の時間の過ごし方に困ることはありません。イギリスではState Schoolと呼ばれる公立の学校では授業料がかかりません。
長期間留学をしたいという方であれば、授業料のかからない国への留学をおすすめします。
ニュージーランドは海外渡航初心者に強くおすすめする国の一つです。
以下のようなメリットがあります。
・英語ネイティブの国
・治安がとても良い
・自然が豊かで美しい場所が多い
ニュージーランドは英語がネイティブの国ですので、英語を学習するには最適な国の一つと言えるでしょう。
またワーキングホリデーなどを活用して滞在する人が多く、カフェやスーパーなど日常生活の中でさまざまな国の人と関わる機会があります。
ニュージーランドは治安がとても良く綺麗な国ですので、海外に初めて行く方でもハードルは高くありません。治安の観点から、保護者の皆様も安心してお子様を送り出すことができます。
ニュージーランドは美しい山、海、湖がある自然に恵まれた国です。ここでしか見れない絶景は記憶に残る思い出になることでしょう。
語学留学のおすすめの国としてフィリピンのセブ島をご紹介します。
セブ島をおすすめする理由は以下の3つです。
・物価が安く費用を抑えられる
・同じアジア圏で日本からも近い
・治安が良い
フィリピンは欧米と比較し物価が安いため留学費用を抑えることができます。留学にかかる費用は欧米の半分程度です。
距離的にも近いため航空券代も欧米へのフライトよりも安くなります。
セブ島はフィリピンの中でも治安が安定しているため、犯罪に巻き込まれる可能性は低いです。
とはいえ日本ほど安全な場所ではないので、子どもだけで夜間に外出したり、路上で財布やスマートフォンを出したりしないようにしましょう。
上で記載した3つの国に留学する際の費用をご紹介します。
・イギリス(現地の中学校)
・ニュージーランド(学校の海外研修プログラム)
・フィリピン(語学留学)
1ヶ月間の渡航費、学費、家賃、生活費を表にまとめてみました。(入学申し込みに必要な諸経費や海外旅行保険などは省略します。)
住む家の広さや場所、普段の生活レベルによりかかる費用は異なりますのでご注意ください。
【参考情報】
ーNUMBEO
国 |
学費 |
家賃 |
生活費 |
渡航費(往復) |
合計 |
現地の公立中学校 (イギリス) |
0万円 |
16万円 |
14万円 |
15万円 |
45万円 |
イギリスで現地の中学校に通う場合、1ヶ月あたり45万円程度必要になります。公立中学校の授業料はかかりませんが、物価が高いため家賃・生活費がかかります。
半年〜1年間留学するのであれば、200〜400万円程度かかることを把握しておきましょう。
海外研修プログラムは所属する学校により値段がかわりますが、30〜50万円程度です。
基本的に渡航費、生活費などは支払う費用に全て含まれています。
国 |
学費 |
家賃 |
生活費 |
渡航費(往復) |
合計 |
QQEnglish (フィリピン) |
20万円 |
6万円 |
4万円 |
7万円 |
37万円 |
フィリピンで1ヶ月語学留学した場合には約37万円かかります。(QQEnglishの料金シミュレーションを参考にしています。)
家賃はQQEnglishの学生寮を利用すると想定し、留学期間に応じて1泊15から5ドル。生活費は1日10ドルで朝・昼・晩と3食提供されるブッフェを想定しています。
※QQEnglishの学生寮は15歳以上(誕生日を迎えた中学3年生)のみ利用できます。
「中学生のうちから子供に留学を経験させたいけど、初めての海外渡航を一人で行かせるのは不安」という方もいると思います。
そのような方はまずは近場とアジア留学を経験してみませんか?
セブ島留学をサポートするQQEnglishの特徴を3つご紹介します。
近年フィリピンの治安はかなり改善されており、その中でもセブ島は比較的治安の良い場所と言われています。
とはいえ、セブの中でも治安の良いエリア・悪いエリアなどさまざまです。QQEnglishの校舎があるITパークは24時間体制の警備が敷かれ、セブ島でも非常に安全なエリアです。
残念ながら日本と同程度に安全とは言えませんのでスリや置き引きといった軽犯罪には十分な注意が必要です。
「貴重品やスマートフォンの盗難には常に気を配る」、「夜の繁華街などには近づかない」、「夜の一人歩きをしない」、「知らない現地人に付いて行かない」など、基本的なことに注意をして行動していれば危険な目に遭うことはほぼありません。
中学生のお子様を一人で海外に行かせるのが不安という方は、親子で一緒にセブ島留学に参加してみませんか?
QQEnglishでは子供から大人までさまざまなレベルにあわせたカリキュラムをご用意しています。
近くでお子様の安全を見守りながら、保護者の皆さまも一緒に成長を感じましょう。
関連記事:親子留学でかかる場合の費用は?おすすめの国もご紹介
QQEnglishの授業はマンツーマンが基本です。
英会話スクールや欧米留学のグループレッスンよりも授業中に話せる時間が長いのが特徴。
欧米留学の1対10のグループ授業で半年間で話せる量を、セブ島留学ならたった6日間で話すことができます。
幅広いカリキュラムをご用意しているため、英語レベルにあわせて効率的に英語学習に取り組むことが可能です。
カリキュラムの例
・カランメソッド
・Basic English
・日常英会話コース
・トピックカンバセーション
など
同世代で比べても経験する人が少ない中学時代の海外留学。
将来グローバルな社会で活躍できる大人になるためにとても大切な経験です。
「中学生の子供を一人で海外に行かせるのが不安」と感じる場合、親子留学や学校の海外研修プログラムなどを活用しましょう。
QQEnglishのセブ島留学に少しでも興味がある方は是非お気軽にご相談ください。