2019.04.15
QQEnglishでは、ハーバード大学でイグノーベル賞という、「面白いノーベル賞」を受賞された、新見正則(にいみまさのり)先生のセミナーが行われました。
今回のテーマは、「世界で活躍するために必要な語学習得とマインドセット」というテーマで、QQEnglish恒例の放課後クラブにて講話が行われたので、その様子を丸々公開します!
口語体で、ざっくりとまとめたものになっているため見づらいかもしれませんが、内容をこちらにまとめました。
ーーーーー以下・新見先生のセミナー内容ーーーー
今日言いたいことは3つです。
『一つ目は学び、一生学び続けよう、二つ目はご縁、三つ目は過去の執着は忘れなさい』
『今、日本人の平均年齢は88歳の時代。昔は何か身につけ、技術をつけ、死んでいく、3つの段階で済んだ。今は定年してから元気な余生がある。僕のオススメは3つの仕事を持つこと。1個で逃げ切れる時代はぼちぼち終わった。その中の一つは英語、英語さえできれば世界中で生きていける。英語は世界語、英語は世界中の人をつなげるデバイス、英語だけやってもかなわない』
『英語はやる、それ以外に専門をもつ、さらにそれ以外に持って欲しい。掛け算をしていくとオンリーワンになれる、100万分の一になれる、なんでもいい。勉強というのは学校の勉強だけじゃない、死ぬまで勉強。僕は昔は語学が苦手だったから医者になった。今はしわあせな人間を演じているけども人は絶対欠点がかかる、隠して生きている、「助けて」と言った方がいい。一生勉強して欲しい。自分が成長すればいいそういうのを複数持てば幸せになれる』
『ボケは勉強している人はならない。QQで認知症にならない仕組みを考えた。英語の環境を提案して、東京大学もサポートしてくれた。近いうちにローンチする予定。』
『定年後が長い、定年の前に仕事を変える。いろんな人生のシフトがある。とにかく学んでください。芯が必要 一つは10年頑張って欲しい、これは負けない物をこれが真ん中にあると他に移りやすい。理不尽なことがあっても吸収できる10年を持って欲しい
次は縁。自分だけでは幸せになれない、起業できない、それって縁、縁を拾える人になって欲しい。スティーブ·ジョブズのスタンフォード大学の2005年の卒業式で行った動画を見て欲しい。』
Steve Jobs’ 2005 Stanford Commencement Address https://youtu.be/UF8uR6Z6KLc
『Connectiong The Dotsと言っている。
彼はカリグラフィーに熱中したことが縁でアップルを大きくすることができた。』
『僕は今60歳だが、僕にとってのドットが頼光さんだった。医者の10年間奴隷のように頑張った。40歳は外科医、50歳は漢方や法律、中国語を勉強した。振り返ると繋がった。ドットをつなげるというのは縁。自分が巻いてないと繋がらない。縁を大事にして欲しい。』
『イグノーベル賞のマウスの研究の時にたまたま椿姫のCDがあったから、マウスに聞かせたらすごく聞いた。セレンディピティだったみんなが反対されても自分がいいと思ったらやって欲しい。』
『三つ目は執着しない。ライコウさんがすごいのは英会話学校の前がバイク屋の社長
バイク屋の社長でもよかったのに執着を捨てたから。今の成功がある』
『複数の趣味を持ったり。仕事を持ったり。君たちの世代は逃げきれないから。英語は歯を食いしばってやって欲しい。英語のグーグル翻訳は進歩する。でも片言でいいから英語は覚えた方がいい。AIには負けない、感情はこもった英語を覚えて欲しい』
『サイモン・シネックのゴールデン・サークルと言う動画も見て欲しい』
How great leaders inspire action | Simon Sinek
『世界を変える人にはwhyから始まる。金儲けの事業は続かない。皆さんもまずはwhyを作ろう。』
『この2本の動画でハッピーになれる。皆さんも何か気づきを得てほしい。頂上を決めない、今を精一杯生きて欲しい。世の中理不尽、頑張っても不幸。勉強して、縁を繋いで、過去の執着をしない。英語を頑張って欲しい。』
参加者の方から寄せられた質問を、ここでご紹介します。
■新見先生にとっての挫折とは?
『理不尽は大事なキーワード。理不尽なことが起きても幸せと思う。何かいいことが起きる前兆と思う。できる限りポジティブに受け止めた方が幸せになれる。僕もどもりで貧乏だった。人には言えない苦労があると言うのはその頃理解した。浪人も経験したし、くじで負けて外科医になったし。自分だけが不幸ではない。理不尽なことが起きてもハッピーと思った方がいい』
■オーソサプリの話
『消費者は効くものよりも効きそうなものの方が売れる』
■ほかの仕事をするうえの苦労
『医者って執着する人はいるけど、僕は執着していない。医者を辞めてシステムを作りたいと思っている。医者って外科医なら15人ぐらい内科医な300人。システムだったらもっと救える。』
■人に対して変えたいと言う気持ちは押し付けなのか
『行動しよう。悩んでも解決にならない。行動しないと答え出ない。失敗は成功の母。』
■全然違う分野(イギリスへの留学)に進むきっかけ
『直観。』
■モチベーションのキープ
『人にヘルプと言う。あるいは休憩してまた頑張ればいいと思う。』
■日本人気質で海外で仕事をするメリット
『いろんな人がいるから日本人と括らないほうがいい。あなたがアイデンティティを捨てるかどうか。』
■機械学習はいつ来る?
『いつくるかわからないので、いつ起きてもいいように複数の仕事をもって欲しい。』
■どもりの克服について
『どうやって克服したかはわからない、人に言って楽になった。大人になったら楽になる。もし子供のときに戻れるなら「心配するな」と言いたい。』
今回このような機会を頂けて、僕らは非常に恵まれていると思いました。
新見先生、本当にありがとうございました!