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2019.02.15

セブ島留学の英語豆知識〜ネイティブらしい発音に近づくためにー発音と筋肉量の関係性

こんにちは!ジュンペイです!

フィリピンで英語を勉強していると時々感じることがあります。

それは、「欧米圏のネイティブが話す英語と比べて、フィリピンで話される英語はどれくらい発音に差があるのか?」ということ。

幸い、QQEnglishにはアメリカ出身のスタッフも裏で校正作業や先生へのトレーニングをしてオフィスで働いています。僕自身もたまに話すことがあるので、実は簡単にフィリピン英語との違いも比較することができます。
今日は、フィリピン英語とネイティブ英語の違いや、よりネイティブのレベルに近づくためにはどうしたらいいのか?という点について見ていきたいと思います。


フィリピン英語とネイティブの発音の差は?

フィリピンは、ほとんどの国民が英語を話すことができ、ノンネイティブの国としては他国と比較してもかなり英語のレベルが高いことで有名です。その理由として、学校教育では「国語=フィリピンの公用語・タガログ語の授業」以外の時間はすべて英語で教育が行われるためです。数学や理科、社会といった科目もすべてが英語で行われるのですから、日本と比べると幼少期から圧倒的に英語に触れることができ、上達していくのは当然ですよね。

そんな中、フィリピン留学の懸念材料として頻繁に上げられるのが「フィリピン訛りの発音が有るのではないか?」ということ。

これに関しては、先生によるところが大きいですが基本的には気になりません。初歩的な英語を習う程度なら問題はないと言えます。

ただし、ネイティブクラスの英語を習いたいというのであれば正直ネイティブから習った方がいいとは思います。

というのも、フィリピンの公用語であるタガログや、彼らの発音を見ていると基本的には母音が主体の言語を話しているため、ネイティブスピーカーのような子音中心の発音とは少し違った部分は現状としてあります。それでも、しっかりとトレーニングを受けている先生であれば本当に英語が上手いためほとんど差が気になりません。以上がフィリピンに1年以上いた自分が感じているポイントです。


子音中心の発音に慣れるためにはどうしたらいい?

基本的に、日本語も母音を主体とした言語であるためフィリピンと条件は似ています。つまり僕らは体内の発声器官が母音のためにアレンジされているようなものです。

それ対して、たとえばロシア語だと母音が5個有るのに対して子音は34個もあるのです。反対に、中国語だと母音だけで30個以上有るのだとか・・・
あくまでの個人的な感覚ですが、(例外も多いです)、世界の西側・そして北側に行くほど子音が多いと感じています。(ロシアや北ヨーロッパなど)
特に、北西コーカサス(ロシアやトルコのあたり)では母音が3つしかない言語もあるのだとか。

反対に、東南アジアや南米、アフリカなどの暑い地域では母音を主体とする言語であることが多いです。フィリピンもこれに該当します。

https://www.sekaiwoyakusu.com/entry/how-a-countrys-land-shapes-its-language


ネイティブスピーカーのような発音になるためには、フィリピンで習った英語に加えてさらに子音を意識すると良いです。そのための方法をいくつか考えてみました。

・ロシアなど、子音が中心となっている母国語の生徒さんと会話をしてみる

・YouTube等で欧米人が英語を話している様子を見て、フィリピン英語との発音のギャップを予め把握しておく。

そして、最後に一番オススメしたい方法をご紹介します。


筋トレは英語上達の近道?

これは僕がセブに来てから感じた経験と考察を交えたアイディアなのですが、日本人は今よりも筋肉を多くつけることを意識すると英語の発音や話し方がうまる可能性が高いです。

とはいっても、あまりにも直接的な関係性がないため「何を言っているんだ?」と思う方も大勢いらっしゃることでしょう。

しかし、これには理由があります。


「日本人は英語が苦手だ」という世界で広まっている評判や、「勉強してもなかなか英語が話せるようにならない」というのには裏があり、そのポイントというのが「日本人は母音を使った発音に慣れているため子音がうまく発音できない」というのが最大の理由。これは、QQEnglishの校長である須藤元気さんもセミナーで仰ることです。
思えば、ひらがなを見てもほぼ全てが「あいうえお」に紐ついた音となっていますよね。では日本語での子音って何かと言うと、「~ッス」

「先輩お疲れッス」「あ、じゃあお先に失礼しまッス」というような、体育会系の発音がそれに該当します。

確かに運動部の部活生を見ていると、特に男子はこんな喋り方であることが多いですよね。


実はこの「〇〇ッス」という口の動かし方、口の筋肉の使い方は英語に通じる部分があるんです。まずはこういった仕組みを理解した上で、口周りの筋肉を日本語モードから英語モードに慣らしていくことが英語上達の第一歩となります。

また、子音をよく話す国の生徒さんに関しても観察していたのですが、トルコやロシアから来ている生徒さんは体格がよく、筋肉もしっかりついている事が多いです。
特に、トルコ人の生徒さんとは仲がいいのですが、筋肉もかなりついていて骨格も僕らとは全く違うと感じました。そんな彼の母国語であるトルコの言葉は子音が非常に多く、反対に母音が少ないと感じます。

声に関しての科学を調べたところ、顔や体型が似ている人は、基本的には声も似る傾向があるのと事だったので、その原則を逆に利用すれば僕らがもっと筋トレをして筋肉をつけ、子音の発音を鍛えるようにすれば日本人としての弱点もカバーされ、ネイティブスピーカーに近い発音になっていくと感じています。

もちろん経験と推測での記述であるため、根拠に関しては証明しろと言われると難しい部分はあるのですが、事実として半年間筋トレに打ち込んだ自分の経験では、前よりも現在のほうが体の中での音の響きや、口周りの英語の発音がよりスムーズになったと感じています。筋トレによる英語の変化を挙げてみました。

・体の体積が大きくなって、以前よりも体内でよく声が響き伝わりやすくなった

・口周りの筋肉も以前より英語仕様になってきたように感じ、速いテンポで話すことに慣れた。(おそらく、ウエイトをやってお腹周りの筋肉が付き、息を強く早く吐くことに慣れたから?)

・以前よりも自信を持って人と話すことができるようになった。(筋トレによる姿勢の矯正効果と、自信がついた)

・体育会系のノリで、明るい雰囲気で外国の人とも話せるようになったので、コミュニケーションの場が増えて英語を話す機会が増え、結果的に場慣れするという好循環が始まった


と言った感じです。とはいえ、客観的事実に関してはまだ材料が少ないのは事実ですが、それでも体感として、会話している相手から聞き返される回数も減り、一回で伝わる回数が増えました。以前よりもスムーズにコミュニケーションができるようになったと感じています。

筋肉が直接的な影響かはわかりませんが、「アメリカ人のように英語がうまくなりたいなら体も考えも近づけてみる」というのを個人的に実践しています。

思えば、筋トレも、野球やバスケといったスポーツもアメリカ発祥です。それにアメリカはマッチョ文化です。カラダを鍛えるのは彼らの間では男女問わず常識になっています。そんな、アスリート的要素も入っているのがアメリカであり、そこで話されているのがアメリカ英語なので、英語だけを練習する前にそういったバックグラウンドをまず意識するのもいいのではないでしょうか。
個人としても。まずは体育会系の道を更に駆け上がった先に英語に関しても何かが見えると思っています。

(QQE 英語コラム)