2017.01.27
トミーです。
できるだけ簡単に英単語を覚えたいですか?
たった14個の特殊な単語を覚えるだけで14,000もの単語を推測でき、容易に英単語を覚えられる方法があるそうです。
この方法は、以前お伝えした「34個の語源を覚えるだけで14,000単語を推測できるようになる学習方法」をさらに凝縮した「14マスターワード」と呼ばれている学習方法です。
しかし、「14マスターワード」は、オリジナルであるミネソタ大学の James I. Brown 教授が研究した方法論が日本で不適切に広まってしまい、ただの机上の空論メッソッドと化してしまっています。
答えは「No」です。
この方法を使い「14,000単語を推測できました!」なんて人に会ったことがありませません。
あまり現実的な方法ではありません。
実は、14マスターワードを開発したJames I. Brown 教授はノンネイティブを考慮して作ったわけではないからです。
だからといって全く使えないわけではありません。私にも推測できる単語はいくつもあります。
英語初心者が14マスターワードを記憶して推測できる単語はおおよそ9,000単語と言われています。
この9,000単語とは14,000単語のラテン語由来の単語を指します。
ラテン語由来の単語って?
英語は大きく分けて
「ラテン語・ギリシア語起源の語彙」
「その他の語彙」
に分けることができます。
このラテン語・ギリシア語が起源の語彙は14マスターワードで推測できます。
そして、14,000のうち9,000ほどがこのラテン語・ギリシア語由来です。
14マスターワードを覚えることで、現実的にこの9,000単語を推測できるということです。
で、この9,000単語の中からさらに2,000単語に絞った、主要英単語2000をリストアップしました。
日常会話の中でも主要な英単語を源泉して選びました。ですので、リストアップにかなりの時間を費やしてしまいました。
ここでアップしたいのですが、80ページ近くのPDFファイルになってしまったので、欲しい方は下記のメールアドレスに「主要英単語2000欲しい」と送ってくださった方だけに限定でお送りしようと思います。
主要英単語2000をゲット:eigo@qqeng.com
*主要英単語2000リスト以外の広告メールなど一切お送り致しませんのでご安心ください。
現実的に9,000単語を推測できる14マスターワードは以下です。
14マスターワードに含まれる14の語根、20の接頭辞を詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
1.detain – 拘束する
de- (下に、離れて)
tain (待つ、保つ)
2.insist – 主張する
in- (上に)
sist (立つ、耐える)
3.offer – 申し出る
ob- (〜の方へ)
fer (運ぶ)
4.precept – 教訓
pre- (前に)
cept (取る、掴む)
5.epilogue – 結末
epi (上に)
log (語、学問)
6.monograph – 研究論文
mono- (1つの)
graph (書く)
7.intermittent – 断続的に
inter- (間に)
miott (送る、投げる)
8.aspect – 側面
as- (〜に向かって)
spect (見る)
9.nonextended – 延長されていない
non- (〜ではない)
ex- (外に)
tend (伸ばす)
10.uncomplicated – 単純な
un- (〜ではない)
com- (共に)
ply (折る)
11.oversufficient – 過剰の
over- (超えて)
sub- (下に)
fic (作る、する)
12.indisposed – 気の向かない
in- (〜ではない)
dis- (逆の不〜)
pos (置く)
13.reproduction – 複製品、模造品
re- (再び)
pro- (前に)
duct (導く、形成する)
14.mistranscribe – 誤って書き写す
mis- (誤った)
trans- (向こう側へ)
scribe (書く)
14マスターワードを覚えることで、14,000単語を推測することはできませんが、9,000単語なら推測は可能です。
但し、あくまでも『語源を覚える』よりも、『語源で覚える』という事を意識して下さい。
次回から英単語の記憶法について書いてきます。