「fill in」と「fill out」の違いとは?意味・使い分け・例文をわかりやすく解説

英語で「書類に記入する」と言いたいとき、「fill in」と「fill out」のどちらを使えばよいのか迷ったことはありませんか。
どちらも「記入する」という意味を持ちますが、使われる地域やニュアンスに違いがあります。
また、ビジネスメールや海外企業とのやり取りでは、適切な表現を選ぶことでより自然な英語になります。
この記事では、「fill in」と「fill out」の意味や使い分け、似た表現との違い、よくある間違いまで、例文を交えながらわかりやすく解説します。
「fill in」と「fill out」の基本的な違い
「fill in」と「fill out」は、どちらも「記入する」という意味で使われる英語表現ですが、使われる場面やニュアンスに違いがあります。
どちらも書類やフォームに情報を入力するときに使われますが、一般的には「fill in」は空欄を埋めること、「fill out」は書類全体を完成させることを表します。
ただし、英語圏によって使われ方に違いがあり、イギリス英語では「fill in」、アメリカ英語では「fill out」がよく使われる傾向があります。
この記事では、「fill in」と「fill out」の意味の違いや使い分け、実際に使える例文を紹介します。
「fill in」の意味
「fill in」は、「空欄を埋める」「必要事項を記入する」という意味の句動詞です。
書類やアンケート、申込書などの空欄に情報を書き込むことを表します。
また、「空いている部分を埋める」という意味から、書類以外の場面でも使われます。
例文
Please fill in your name and address.
(名前と住所を記入してください。)
Could you fill in this form?
(この用紙に記入していただけますか。)
イギリス英語では、「書類に記入する」という意味で「fill in」がよく使われます。
「fill out」の意味
「fill out」も、「書類やフォームに必要事項を記入する」という意味があります。
特に、フォーム全体を完成させるというニュアンスがやや強い表現です。
例文
Please fill out the application form.
(申込書に必要事項をご記入ください。)
You need to fill out all the sections.
(すべての項目に記入する必要があります。)
アメリカ英語では、書類への記入を表す場合に「fill out」が非常によく使われます。
「fill in」と「fill out」の使い分け
「fill in」と「fill out」は、どちらも「記入する」という意味で使われるため、違いが分かりにくい表現です。
どちらを使っても通じる場面がありますが、何を記入するのかによって自然な使い方が変わります。
ここでは、「fill in」と「fill out」の具体的な使い分けや、それぞれが使われる場面について例文を交えながら解説します。
フォーム・書類での違い
実際には、「fill in」と「fill out」はどちらも「書類に記入する」という意味で使われ、多くの場合は置き換えが可能です。
ただし、ニュアンスには次のような違いがあります。
- fill in:空欄を埋めることに焦点がある
- fill out:書類全体を完成させることに焦点がある
例えば、住所や氏名など一部の情報を書き込む場面では「fill in」、申込書全体を完成させる場面では「fill out」が使われることがあります。
例文
Please fill in your email address.
(メールアドレスを記入してください。)
Please fill out the entire questionnaire.
(アンケート全体にご回答ください。)
ただし、日常会話ではこの違いを厳密に意識しないネイティブも多くいます。
イギリス英語とアメリカ英語の違い
地域による違いも覚えておくと便利です。
- イギリス英語:「fill in」が一般的
- アメリカ英語:「fill out」が一般的
例えば、イギリス企業のWebサイトでは「Fill in this form」、アメリカ企業では「Fill out this form」と書かれていることがよくあります。
どちらを使っても意味は通じるため、相手や状況に合わせて使い分けると自然です。
「fill in」と「fill out」を使った例文
「fill in」と「fill out」は、書類への記入や情報入力など、日常生活からビジネスシーンまで幅広く使われる表現です。
実際の使い方を理解するには、どのような場面で使われるのかを例文で確認することが効果的です。
ここでは、日常会話やビジネスで使える「fill in」と「fill out」の例文を紹介します。
日常会話の例文
「fill in」と「fill out」は、日常生活の中でも、書類やフォームに情報を記入する場面でよく使われます。
「fill in」は、名前や電話番号など特定の項目を埋める場合に使われ、「fill out」は、アンケートや申込書などフォーム全体を完成させる場合によく使われます。
例文
Please fill in your phone number.
(電話番号を記入してください。)
Can you fill out this survey?
(このアンケートに回答してもらえますか。)
I filled in my personal information.
(個人情報を記入しました。)
日常会話では、書類や手続きに関する場面で「fill in」や「fill out」を使う機会が多くあります。
状況に応じて使い分けることで、より自然な英語表現になります。
ビジネスで使える例文
ビジネスシーンでは、申請書や報告書、社内書類などに情報を記入する場面で「fill in」や「fill out」がよく使われます。
「fill out」は、申請書や報告書など必要な項目をすべて記入して完成させる場合に使われることが多く、「fill in」は特定の不足している情報や項目を埋める場合によく使われます。
例文
Please fill out the employment application.
(採用応募書類にご記入ください。)
All employees must fill in the attendance sheet.
(全社員は出勤表に記入してください。)
Please fill out the expense report by Friday.
(経費精算書は金曜日までにご記入ください。)
ビジネスでは、書類作成や手続きの依頼で使われる機会が多いため、「fill in」と「fill out」の違いを理解しておくと、メールや会話でより自然に表現できます。
「fill in」と「fill out」に似た表現
「fill in」や「fill out」のように、「記入する」「入力する」という意味を持つ英語表現はいくつかあります。
ただし、それぞれ使われる場面や対象となるものが異なるため、状況に応じて使い分けることが大切です。
「fill up」との違い
「fill up」は、「いっぱいにする」「満たす」という意味で使われます。
ガソリンや飲み物などを満たす場面でよく使われ、書類への記入には通常使いません。
例文
Please fill up the gas tank.
(ガソリンを満タンにしてください。)
She filled up her water bottle.
(彼女は水筒に水をいっぱい入れました。)
「complete」との違い
「complete」は、「完成させる」「完了する」という意味を持ちます。
書類や課題、プロジェクトなど幅広い対象に使えるため、ビジネスでは非常によく使われます。
例文
Please complete this form.
(この用紙に必要事項をご記入ください。)
We completed the report yesterday.
(私たちは昨日レポートを完成させました。)
書類では「complete」の方がややフォーマルな印象があります。
「write in」との違い
「write in」は、「書き込む」「書き加える」という意味です。
空欄に情報を書き足すことを表すため、一部分だけを記入する場面で使われます。
例文
Please write in your emergency contact.
(緊急連絡先を書き込んでください。)
Write in your answer here.
(ここに回答を書いてください。)
「fill in」と「fill out」でよくある間違い
「fill in」と「fill out」は、どちらも「記入する」という意味で使われるため、使い分けに迷いやすい表現です。
特に、記入する対象や場面に合わない表現を使ったり、前置詞のように扱ってしまったりする間違いがよくあります。
ここでは、「fill in」と「fill out」を使う際によくある間違いと、正しい使い方について解説します。
前置詞の使い方
「fill in」と「fill out」を使う際によくある間違いの一つが、前置詞の使い方です。
基本的には、「fill in + 記入する内容」、「fill out + 記入する書類やフォーム」のように、目的語を直接続けて使います。
例文
Please fill in the form.
(用紙に記入してください。)
Please fill out the form.
(用紙に必要事項を記入してください。)
また、名前や住所など特定の項目を記入する場合も、前置詞を使わずに表現します。
例文
Please fill in your name.
(名前を記入してください。)
Please fill out the application.
(申込書に必要事項を記入してください。)
誤って不要な前置詞を入れたり、不自然な語順にしたりしないよう注意しましょう。
「fill in」と「fill out」に関するよくある質問
「fill in」と「fill out」は、どちらも「記入する」という意味で使われるため、違いが分かりにくい表現です。
特に、「どちらを使ってもよいのか」「英語圏によって違いはあるのか」「ビジネスではどちらが自然なのか」といった疑問を持つ方も多くいます。
ここでは、「fill in」と「fill out」に関するよくある質問について、使い分けのポイントを解説します。
「fill in」と「fill out」はどちらを使えばいい?
「fill in」と「fill out」は、どちらも「記入する」という意味で使われ、大きな意味の違いはありません。
ただし、使われる地域によって傾向があります。
アメリカ英語では「fill out」、イギリス英語では「fill in」がよく使われます。
例えば、申込書やフォームへの記入を依頼する場合、アメリカ英語では「fill out the form」、イギリス英語では「fill in the form」という表現が一般的です。
どちらを使っても通じる場面が多いため、迷った場合は相手が使っている表現に合わせると、より自然なコミュニケーションになります。
まとめ
「fill in」と「fill out」は、どちらも「書類やフォームに必要事項を記入する」という意味を持つ表現です。
違いをまとめると、次のようになります。
- fill in:空欄を埋めることに焦点があり、イギリス英語でよく使われる
- fill out:書類全体を完成させるニュアンスがあり、アメリカ英語でよく使われる
また、「fill up」は「満たす」、「complete」は「完成させる」、「write in」は「書き込む」といった違いも理解しておくと、場面に応じて自然な表現を選べるようになります。
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