2017.06.12
トミーです。
今回は日本人がよく間違えて使っているcomeとgoの使い方について解説します。
come=来る
go=行く
と覚えている方が多いと思いますが、場面によってはcomeを「行く」という意味で使用する事もあります。
例えば、すでに集合場所にいる友人に対して、「ごめん、今そっちに向かってる!」と言いたい場合、
“I’m sorry. I’m coming.”
と言います。
向かっている(行っている)なのでI’m goingでも良いはずですが、この場面ではcomeを使うのです。
日本語の「行く」とは感覚が違うので少し混乱しやすいですが、ルールを知っていれば、使い分けはとても簡単です。
話し相手のいる場所に行く時は“Come”を使います。
つまり、話し相手との距離が近づく場合、Comeを使います。
例文:
A: Where are you now? I’m already here. 今どこにいるの?私はもう着いたよ。
B: I’m coming. 今向かっています!!
また、話し相手の向かう先へ一緒に同行する場合も“Come”を使って表現することが多いです。
例文:
A: We are going to a new restaurant on Mabolo st. マボロストリートの新しいレストランに行きます。
B: Can I come with you? 私も一緒に行ってもいいですか?
相手のいる場所ではなく、どこか違う場所へ行くことを伝える時は“Go”を使います。
つまり、話し相手から距離が離れる場合はgoを使います。
例えば、複数の友達と集まって食事をしていて、自分だけ先に帰る時に「そろそろ行くね」と伝える場合は、話し相手から離れた場所に行くので「I’m going now.」といいます。
例文:
A: Hey guys, I’m going now.(じゃあそろそろ行くね)
B: See you next time.(また今度!)
comeとgoには「行く・来る」の以外にも「~の状態になる」という表現で使用する事もあります。
come
comeはポジティブな意味の場合で、『正常な状態や望ましい状態に向かう』イメージです。
come true:夢が叶う
例: Her dream will come true. 彼女の夢は適うだろう。
come alive:活発になる
例: The shop comes alive with young people. この店は若者たちで賑わっている
go
逆にgoはネガティブな意味を表す事が多く、『正常な状態から離れていく』というイメージです。
go bad:悪くなる(腐る)
例: The food is beginning to go bad. その料理は腐りかけてるよ。
go mad:発狂する
例: Unless you turn the radio off, I will go mad. ラジオを消してくれないと気が狂いそうだ。
go bankrupt:倒産する
例: The company will soon go bankrupt. その会社はもうすぐ倒産するだろう。
日本語に囚われてしまうと、comeとgoの使い分けが難しくなるので、自然に使いこなすには、
話し相手との距離が近づく場合⇒come
話し相手から距離が離れる場合⇒go
で覚えておけば、会話の中で瞬時に使い分ける事ができるでしょう!
感覚を理解して使えるようになれば、英語学習はもっと楽しくなります!
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