2017.03.08
コタです。
私たち日本人が苦手なのが、LとRの発音の違いです。
「LiceとRiceを何回聞いても全く同じにしか聞こえない…」
「LとRの発音の違いがわからないから使い分けられない…」
LとRの発音方法としてよく聞くのが「上アゴに舌先をつけるのがL、巻き舌にするのがR」など、色々言われていますが、イマイチ難しい。そもそも日本語にない発音。
日本語でLとRの発音に近いのがラ行です。例えば、英語の「Light」は「ライト」と発音します。そして、「Right」も「ライト」と発音します。
この時、私たち日本人はLightとRightの発音は日本語の「ラ」の発音をします。
この「ラ」の発音は実は言語学者いわくLとRの中間の音である、と言われています。だから私たち日本人にとってはLとRの区別がつきにくかったのです。
ではどうすればLとRを使いこなせるようになるのか?
発音練習より耳で覚えるのが先
「よし、LとRを使いこなせるようになるぞ!」と思った時に、はじめに発音の練習から先に入りがちですが、発音練習より先にリスニングが先です。
なぜかというと、学習には順序があります。学習の基本は「インプットしてアウトプットする」ことが基本です。これは私たちが赤ちゃんの頃から変わりません。
聞く、見る(読む)=インプット
話す、書く=アウトプット
まずはLとRの似た単語を聞き分ける訓練からしましょう。
この方法は、トレーニングと言うよりクイズゲームの感覚でLとRの違いがわかるようになっていきます。何度も繰り返していくうちに自然とLとRを聞き分けられるようになりますので是非実践してみましょう。
この方法は、英語圏ではかなり有名な英語学習サイトの学習コンテンツです。多くの英語学校が取り入れ、成果を出しています。もちろん無料です。
ゲーム感覚でLとRを習得:
http://www.manythings.org/pp/
このサイトにはLとRの発音の他に様々な発音練習コンテンツがあります。今回はLとRにチャレンジしてみましょう。
まずはじめに、トピック一覧から「Minimal pairs – lesson4: lake-rake,」をクリックします。
スタートボタンをクリックしたら学習開始です。
次にPracticeにある単語をクリックすると音声が流れます。何度も聴き比べて違いが分かるようになってきたら、いよいよクイズに挑戦です。
①「Listen, then Choose」をクリックすると音声が流れます。
②流れた音声をどちらか選択する。
③正解したらCorrectにカウントされ、間違ったらWrongにカウントされます。
④次に進む。
このゲームの目的はLとRの発音の聞き分けですので、同じクイズを自信がつくまで何度でも繰り返しましょう。最初は難しいですが、必ずその違いが分かるようになっていきます。
まずは1日10分でも構いません。まずは初めてみてください。
LとRの発音の違いに慣れてきたら実際に発音練習をしていきましょう。
発音の違いがわかるからこそ発音練習が効果的になります。発音がわからない状態では、そもそも何が正しいのかわかりませんよね。
LとRの発音は、舌の位置を意識するだけで、簡単にマスターできます。
Lの発音は、舌先を前歯の上の付け根に当て、息を出しながら声を出します。細かい湯ですが日本語のラ行の発音とは異なります。
今ご自身でラ・リ・ル・レ・ロを言ってみてください。おそらく前歯の付け根ではなく手前側についているはずです。
日本語のラ行とLの違いが分かったところで、今度はLの発音(舌先を前歯の付け根に当てた状態)を意識して、ラ・リ・ル・レ・ロを言ってみましょう。
今までとは少し違う感覚が感じられると思いますが、それが正しいLの発音です。
Rの発音は、舌を巻いて発音すると習う場合がありますが、これは実はネイティブからしたら不自然に感じます。
Rの発音は本来、舌を奥に引っ込める感じです。舌の両端が奥に当たっている状態のままラーと言ってみましょう。
それがRの正しい発音です。
Listen & Repeatクイズゲームでシャドーイング
シャドーイングとは、音声を聞いた後に即座に復唱することです。
Listen & RepeatクイズゲームでLとRの舌の使い方を意識しながらやってみましょう。
LとRの発音は日本語にない発音なので難しいのは確かですか、この方法を続ければ必ずLとRを使いこなせるようになります。
今回紹介したListen & Repeatクイズ(リンク)はLとRの他にも様々な英語の発音をゲーム感覚で習得できますので是非チャレンジしてみてください。
ゲーム感覚でLとRを習得:
http://www.manythings.org/pp/